11日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、DeNA初代球団社長で、プロバスケットボールリーグ3部「埼玉ブロンコス」のオーナーの池田純氏が登場して、スポーツ界に警鐘を鳴らした。
▶動画:DeNA初代球団社長・池田純氏がスポーツ界の動きに警鐘(1時間32分頃~)
新型コロナウイルスの影響で音楽イベント・スポーツ試合などのキャンセルが相次いでいるが、池田氏は「スポーツの世界もそうですが、年内にいろいろな興行をやるのは、見通しが立たないと思う」とコメントした。
竹山が「どのプロスポーツ界も今年は無理だなというのが、チームのオーナーさんとしての考えがあるということですか?」と問いかけると、池田氏は「みんなそういうのを言わないんですよ、どうにかして先送りにしている。たとえば野球にしろ『いつか開幕できるんじゃないか』というような、希望的観測というか、みんななんとなく『これ、今季難しいじゃないの?』と思いながらも、最初にそれを言うのがみんな怖いわけですよ」と、最初に声を上げる人間がいない現状を憂慮。
さらに池田氏は六大学野球を例に出し、開催の延期を発表したあとに「5月に開幕します」と発表したことに対して「いや、絶対無理だよ5月開幕なんて」と、切り捨てた。
「なんか少しみんなズレている」と話す池田氏。「誰かが『今季はもうやめてしまって、選手も含めてみんな1回我慢するしかないよね』と。それで来季、ワクチンができた以降にしっかり開幕をするための準備をするとか、そこで無駄なお金を使わないで資金繰りをどうにか考える」と、早い時期の判断が必要だとコメントした。
池田氏は続けて「サバイブする(生き残る)ために、ワクチンできるまで止めないと本当に資金繰りが回らなくなるから、先送りじゃなくて誰かがもう少し長い目線で1回止めるとかやらないと、本当に潰れる会社がもっと増えますよ」と警鐘を鳴らしていた。



