フリーアナウンサー・日下千帆さんはテレビ朝日のアナウンサーとして1991年に入社。1997年に退社すると、その後はフリーアナウンサーとして活躍。今は「すべてを乗り越えて、最も幸せになりました」と話す。

AKB48出身の中村アナに元テレ朝・日下アナがアドバイス「専門分野を持たないと」
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▲日下千帆さん

 SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』は『生き抜け!女子アナサバイバル』が今回のテーマ。美しく知的で、憧れの存在である女子アナ――。しかし、華やかに見えるその裏側には過酷な仕事や苦労が無数にあるという。そんなサバイバルの世界をくぐり抜けてきた猛者たちが、自身の経験を赤裸々に語っていく。

【映像】AKB48出身の中村アナ、アナウンサー応募に使ったエントリー写真を紹介(13分40秒ごろ~)

 日下さんの自由な性格は、高校時代でも教師から「校風に合わないから転校してくれる?」「もっと自由な学校があるよ?」などと言われ続けていたほどだという。バブル期ということもあり、楽しい自由な大学生活を送り、やがてテレビ朝日に新人アナウンサーとして入社した。

 その後、早朝番組を担当した際に体力の限界を感じ、退職と同時に結婚。フリーアナウンサーとして忙しく活動する最中、数年後に離婚を経験。東日本大震災と愛犬の死が重なるという悲劇もあった。

 そんな日下さんだが、現在の自身のことを「すべてを乗り越えて、最も幸せになりました」と話す。フリーアナウンサーとしての仕事だけではなく、勉強して資格を取得したことで、企業研修や大学講師の仕事が増え、それが「とても楽しい」と答えた。

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▲中村麻里子さん

 中村麻里子さんは2017年にサンテレビに契約アナウンサーとして入社。2019年に退社した。だが、アナウンサーになる前はAKB48のメンバーとして活動していた。

 2009年、高校1年生(15歳)の冬にAKB48へ加入した中村さん。「ちょうどAKB48がこれから波に乗るタイミングで加入できた」と振り返る。しかし、中村さんはAKB48の選抜総選挙にてずっと圏外のいわゆる「干されメンだった」と告白。横山由依さんや島崎遥香さんといった同期たちがテレビできらびやかに活躍しているのを見つつ、劇場公演をひたすら頑張る日々を過ごしていた。

 自分自身に何か付加価値を持たせなければならないと奮起した中村さんは、大学受験を決意。その努力が認められ、センター曲「KONJO」を手に入れた。秋元康さんが作詞した歌詞には「私は恵まれてない、不満を言ったとこで変わらない」「助けは来ないんだ、信じられるものは自分のKONJO」といった、中村さんの努力を反映したかのようなフレーズが含まれている。

 それでもAKB総選挙では圏外のままで、どうしようかと悩み続けていたところ、同期から「アナウンサーを目指すのはどうか」とアドバイスを受けた。イベントで司会を務めることも多かったからだ。アイドル活動と就職活動を並行することについて、秋元康さんからは「アナウンサーになることは宝くじよりも難しい。それを覚悟してやるんだったら僕は応援するよ」と告げられた。

 大学4年生からという遅いタイミングで就職活動を始めて、神戸の地方局であるサンテレビに契約アナウンサーとして入社することが決まった。2年間の契約期間が満了し、2019年に退職となった中村さん。その後の半年は以前からの夢だった留学を経験。帰国した現在、今後のキャリアに悩んでいるという。

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▲『ウートピ』編集長の鈴木円香さん

 働くアラサー女性のための情報サイト『ウートピ』編集長の鈴木円香さんは、以前にアナウンサーの予備校を取材したことがある。アナウンサー志望生らの立ちふるまいは「女子アナになる前から皆さん女子アナ」と語る。手書きの履歴書・エントリーシートを何度も書き直している姿も目にしたといい「その努力がすごい」と称賛した。

 中村さんは、実際にテレビ局へ提出した際のエントリーシートのコピーをスタジオに持参。エントリーシートには自身のさまざまな写真が貼ってあり、アピールポイントも自信たっぷりの言葉で力強く記入されている。さらに、エントリーシートとは別にスナップ写真も複数枚撮って提出しなければならなかった。

 AKB48、アナウンサーに続くこれからのキャリアを悩んでいる真っ最中の中村さん。前述の日下さんはそんな中村さんを見て「専門分野を持たないとダメですね。しゃべるのはみんなできる。だからインプットをしてこなければ」とアドバイスをした。

(AbemaTV/「Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~」より)

▶︎映像:衝撃!アナウンサーの最終試験「今日はエチュード(即興劇)です」(18分ごろ~)

【本編】生き抜け!女子アナ サバイバル
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