「9月入学、今が最大のチャンスだ」「この4カ月でオンラインの教育環境を一気に整備すべきだ」橋下氏と玉木氏が意気投合
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 新型コロナウイルスによる一斉休校の期限が迫る中、さらなる延長を表明する自治体も現れている。この状況に対して、これまでも議論されてきた「秋入学」「9月入学」を実現するチャンスだという見方も浮上している。

 25日のABEMANewsBAR橋下』では、橋下徹氏と国民民主党の玉木雄一郎代表がこの問題について議論した。

 橋下氏は「これまで何度も議論されてきたけど、本当に最大のチャンスだ。9月入学は国際標準で、日本の高校生が海外の大学に行く時には9月に合わせることが必要だったし、絶対にやらないといけない」とコメント。

 「東大が一度チャレンジしたんだけど、高校は3月卒業、就職は4月という日本社会のシステムの中で、東大だけが9月入学というのは無理だということでポシャってしまった。そもそも1年の中で夏休みという長期の休みを挟んで宿題をやらせているのは極めて非効率。9月から始まって、最後の休みで思いっきり旅行するなり、遊んだりしろよ、というのが本来の夏休みだと思う。今回、中学、高校、大学、企業までが全て止まっている。“授業が遅れている。夏休みに補講をしないといけない”じゃなくて、発想を切り替え、9月から新学期にすれば、入試もずれるので遅れたことにはならない。今はゆっくりしとけばいいとなる。全国のお父さん、お母さん方は全員応援する」と訴えた。

 「玉木さんはご存知だと思うけど、法律ではなくて文部科学省の規則か何からしいから、大臣の署名一発で変わる。玉木さんにはぜひ、野党から声をあげて動かしてもらいたい。維新の会も提案するということなので、“あいつムカつく”とか、“あいつ嫌いだ”とかいう人間関係でも色々あるとは思うが、ここは保護者の立場として、野党の皆さんが民意を受け止めるということで、大騒ぎしながら、アピールしながら進めてもらいたい」。

「9月入学、今が最大のチャンスだ」「この4カ月でオンラインの教育環境を一気に整備すべきだ」橋下氏と玉木氏が意気投合
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 橋下氏の強い“要請”に、玉木代表も「橋下さんの意見に賛成だ。子どもの学びの格差が生じているので、今ここで整えないと、どんどん開いてしまうことが心配だ。今は入社も遅れていて、社会全体がずれているので、ここを活かしてやるべきだと思う」と賛同。「国民民主党は各党に先がけて9月入学・9月新学期検討ワーキングチームを立ち上げている。24日には萩生田文部科学大臣が“それも一つの選択肢で検討する”と、初めて前向きなことをおっしゃっていた。可能性もあると思う。日本維新の会も提言の中に入れていると思うし、野党からも積極的に提案をして、国際的にも合わせることが重要だと思う」とした。

 その上で玉木代表はオンライン教育の課題についても言及。「私学では先んじてしていたり、ITに詳しい鈴木英敬知事のいる三重県などは進んでいたりするが、オンライン環境で学習できる・できないで子どもの教育格差がものすごく広がってしまう。地域によって、あるいはご家庭によっては環境を整えられないという問題もある。そこは全て公的助成にすればいい。9月になってもコロナが収まっていない可能性があるし、この先、大規模自然災害が起きるかもしれないということを考えれば、国が責任を持って、オンラインをベースに最低限の教育が受けられる体制を、この4カ月で一気に揃えるべきだと思う」。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)

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