5月1日、テレビ朝日×ABEMA共同制作ドラマ 『M 愛すべき人がいて』第3話が放送された。
本作は、歌姫・浜崎あゆみが誕生するまで、そしてそこに秘められた出会いと別れを描き大ヒットした話題作「M 愛すべき人がいて」(小松成美著・幻冬舎刊)を原作に、ドラマならではの彩りを加え壮大なスケールで描く連続ドラマ。脚本は鈴木おさむが手掛け、アユとマサの純愛に加え、鬼トレーナーのしごき、過酷なデビュー争い、壮絶な嫌がらせ、そして恋路を阻む強敵たちとの戦い…とドキドキハラハラする要素満載のジェットコースター・ラブストーリーに昇華した。
マサ(三浦翔平)に「お前の言葉はなんか不思議な魅力を感じる」と言葉選びの才能を見出されたアユ(安斉かれん)は、作詞をしてみるように提案される。
アユはマサの期待に応えようと歌詞作りに力を入れるが、なかなかうまくいかず。そんなとき、自身の夢を一番に応援してくれていた最愛の祖母・幸子(市毛良枝)が倒れてしまう。
アユは、「今のアユの嬉しさとか悲しさとか、悔しさとか愛しさとか綴ればいいんだよ。おあばちゃんそういうアユの歌を聞きたいな」という祖母の言葉を胸に作詞と向き合うことに。背中を押してくれた祖母との思い出や、これまでの奮闘してきた日々を振り返り、思いのままペンを走らせた。
こうして誕生したのが「A Song for XX」。アユの作った歌詞をみたマサは、「やっぱ才能があるよ。プロにはかけない世界がここにある。アユ、お前の言葉が世の中の若い奴らの背中を押す時代がきっとくる」とアユの才能を絶賛。続けて、デビュー曲の歌詞もつけてみるように新たなデモテープを渡した。
さらに気合いを入れるアユだが、その一方で福岡で治療中の祖母が再び倒れ、意識を失ってしまう。マサはアユに地元へ帰るように勧めるが、アユは「マサさん言いました。今の自分の気持ちも、今自分が立ってる場所も、全部詞にできるだから歌ってすごいんだって」と告げ、デビューを心待ちにしている祖母のためにも、残りの作詞を書き進めることを決心。デビュー曲の「poker face」の歌詞を書きあげた。
翌日、マサに歌詞を提出したアユは、そのまま歌詞を持って祖母のもとへ。しかし、残念ながら最期には間に合わず。「おばあちゃん、歌詞書けたよ。ありがとう。おばあちゃんのおかげだよ」と歌詞を書いたノートを祖母のもとへ添え、涙を流すのだった。
その後、祖母の葬儀を終え落ち込むアユにマサは、「いまおばあちゃんに線香あげて言ってた。アユは絶対に俺がスターにするって。天国のおばあちゃんにアユの歌声届けますって言ってきた」と改めてアユと夢を叶えることを宣言。アユは思わずマサに抱きつき、マサもアユを抱きしめ返した。
「poker face」の歌詞に込めた「あなたの愛が欲しいよ」という最後の一行を振り返り、アユは、「わたしが書いてるとき、最後の一行、思い浮かべたのはおばあちゃんじゃなく、マサさんだった…」と回想。自らのマサへの恋心に気付き始めたのだった。