11日深夜、『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、新型コロナウイルスの感染が収束傾向にあるという中国の現状について、ルポライターの西谷格氏が解説した。

「独裁がいい方向に働いた」中国の新型コロナ収束をルポライター・西谷格氏が分析
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 この日は「地上波じゃできない裏社会の最新情報 闇社会 コロナ狂騒曲SP」と題し、ゲストとして裏社会に精通する作家の草下シンヤ氏と、中国のリアルを取材している西谷氏がリモート出演して、日本と中国の“裏社会”に関する話題を展開していった。

 現在の中国について西谷氏は、上海ディズニーランドが約3か月ぶりに営業を再開したニュースを取り上げて「(中国における新型コロナウイルスの感染は)だいぶ落ち着いているみたいですよ」と解説。番組で現在の上海の繁華街を映したVTRを紹介すると、人通りの多さに小沢一敬は「もうこんなに人が歩いているんだ!」と驚いた。

 西谷氏は「日常に戻ったとは言えないけれども、危機的なロックダウンみたいな状況は回避されて落ち着いてきている」と、中国に住む知人が話していたとも語った。

 井戸田潤が「中国がなぜこんなに早く、収束を迎えたんでしょう?」と問いかけると、西谷氏は「全体主義の国で、行政がものすごく強大な権力を持っている。国民に自粛という形ではなく、外に出さなかったり、商業施設を止めたりを強制した」と解説した。

 「独裁がいい方向に働いた、という見方もありますよね」と分析する西谷氏に、小沢は「権力が強いからこそ命令ができたってことね」と、井戸田は「日本はまだお願いレベルの話ですもんね……」と、それぞれコメントをした。

 井戸田が「西谷さんから見て、今後の中国はどうなっていきますか?」と問いかけると、西谷氏は「中国の数字はそのまま鵜呑みにはできないと思いますが、ある程度人が(外に)出られているということは、一応(感染者数は)グラフ的に下がりつつあるのは事実だと思う」と推察。

 「これで増えていったらブレーキをかけるでしょうし、どうにか独裁の強みを活かして収束していくんじゃないか」と、今後について見解を述べていた。

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