新型コロナウイルス感染症と最前線で戦い続ける医療現場を支えるべく、サバゲ―界のカリスマが立ち上がった。
その人物とは、サバゲ―界の“ボスゲリラ”こと青木博さん(49)。この業界に身を置いておよそ30年という青木さんは普段、サバゲ―チームを運営しながら東京都内でミリタリーショップ「バーストヘッド」を経営している。
「(医療現場で)シールド系が足りないとテレビで報道されていた。シールドだったらうちにも3Dプリンターがあるので作って提供できれば」
日頃、3Dプリンターでエアガンのパーツなどを作っているという青木さんは、公開されているフェースシールドの作り方にエアガンの加工技術を生かして独自のアレンジを加えて製作を開始した。
フェースシールドの柄の部分には、エアガンで使用する合成樹脂「ABS」を使用して耐久性を向上。さらに柄に4つの突起を設け、そこにシールドを取り付ければ完成という簡単なつくりが特徴だ。シールド部分に文房具店などで手に入るクリアファイルを用いることで汚れたら交換もできる。同製品に関するマニュアルも用意してあり、そのマニュアルにファイルを重ねると穴あけ部分が一目瞭然という細やかな配慮も。
青木さんがツイッターで提供を呼びかけて以降、医療従事者や薬局で働く人からのメッセージがあり、これまでに約40個のフェースシールドが無償で提供されたという。
「こういうことでしか自分は協力できないけれど…。見守るというか頑張って欲しい」
青木さんによる新型コロナ医療への支援活動は、今月末まで継続される予定だ。(ABEMA『ABEMA Morning』)