「不登校の息子に観てもらいたかった」番組プロデューサーの父が作った企画
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 『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』の総合演出を務める鎮目博道氏が、第74回の放送で取り上げた「不登校」について言及。「不登校の息子に観てもらいたい」という思いで番組を制作したという。

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 SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』は今回『反省会だョ! 全員集合SP』を実施。2017年から始まった同番組は、さまざまなテーマの当事者をゲストとして招き、サブタイトル通り、過激な内容に切り込んでいった。今回の放送は番組制作スタッフと視聴者がゲストとして登場し、番組で取り上げたテーマについて再び熱く語り合った。

 2019年7月に放送された第74回『不登校からの~人生バラ色!』では、かつて不登校でありながらも現在はさまざまな分野で活躍する女性たちがゲストとして招かれた。自分なんて出来損ないだと思い込み人生を諦めていた息子に対し、鎮目氏は「学校に行かなくても立派にやっている人はいっぱいいるんだよということを伝えたかった」と語った。

 そんな鎮目氏の想いもあってか、息子は無事に立ち直ることができ、2020年4月から大学に進学することができたという。

 『Wの悲喜劇』第74回『不登校からの~人生バラ色!』にて、不登校を経験した当事者であるゲストは「起きたら死んでないかな、災害が起きてないかな、身内に不幸が起きてないかな」と考えるほど追い詰められた日々を送っていて、学校に行かなくても許される理由を毎日求めていたと述べた。

「不登校の息子に観てもらいたかった」番組プロデューサーの父が作った企画
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 別のゲストはアメリカ留学をすることで自身の居場所を見つけ、現在は政治家や芸能人に随伴する通訳として活躍している。不登校になるほど精神的に追い詰められた学生時代を過ごしたが、今ではデビッド・ベッカムやテイラー・スウィフトなどの大物芸能人らの通訳を任されるような輝かしい日々を送っている。

 視聴者ゲストにも『Wの悲喜劇』に対する感想を聞いた。

 視聴者ゲストとして今回番組に出演してくれた段林環美さんは、同番組を自身の人生に照らし合わせながら視聴していた。第55回『10代で死のうと思ったことがあります』については「10代は明日死のうって思いながら生きている。みんなそう思っている」と自身の青春時代を思い出しつつ、甘酸っぱい気持ちで観ていたという。

 第84回『ある日突然、犯罪加害者の家族になりました』では和歌山毒物カレー事件・林真須美死刑囚の息子が登場し、事件後の人生を赤裸々に語った。段林さんは、林死刑囚の息子が歩むことになった苦難の人生にも衝撃を受けていた。

 また、視聴者ゲストとして番組に出演してくれた松清あゆみさんは、印象的だった回に、第86・87回『公開収録スペシャル “普通”ってナニ?』をチョイス。ゲイの性事情を赤裸々に投稿し、Twitterを中心に大ブレイク中の作家・もちぎさんがゲストのひとりとして招かれた回で「“普通”とは何なのか」という問いに対して、もちぎさんが述べた「“普通”とは“匂い”である」という回答にとても納得できたと述べた。

 なお『Wの悲喜劇』は2020年5月より2時間の特別番組として放送。現在は、スペシャル回「コロナ時代の性教育」がABEMAにて配信されている。

(ABEMA/「Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~」より)

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