結婚に悩む俳優彼氏が号泣…彼女が一大決心して伝えた思い

　5月23日（土）よる10時より、ABEMAオリジナル結婚リアリティーショー『さよならプロポーズシーズン2』#9が放送。決断前日を迎えたリュウイチとユカリは、旅先のメキシコでマヤ系先住民族による祈祷を受け、それぞれの胸の内を語り合った。

　本番組は、長く付き合いながらもなかなか結婚に踏み切れない“とある理由”を抱える2組のカップルが、7日間の海外旅行を経て、結婚か別れを決断する様子に密着する結婚リアリティーショー。スタジオでは小籔千豊と辻希美がMCを務め、第9話は北斗晶と桃をゲストに迎えた。

　リュウイチ（30歳／俳優・フリーデザイナー）とユカリ（32歳／IT系企業勤務）は、交際して2年、同棲を始めて1年になるカップル。ユカリはリュウイチとの結婚を望んでいるが、俳優業での成功を夢見ているリュウイチは収入が少なく、結婚を躊躇している。

　答えを出せないまま、2人の旅は決断前日の6日目に突入。この日は偶然にも、2年前に他界したリュウイチの母の命日でもあった。そこで2人は、マヤ系先住民族のもとを訪れ、祈祷を受けることに。祈祷師からお互いの胸の内を明かすように言われると、リュウイチは「やっぱり夢（俳優）は諦められないって気づいた」と、俳優業への強い想いを口にした上で「でもそれにユカリを巻き込みたくないっていうのもちょっとある。お金で苦労をかけたくない」と複雑な心境を吐露。「正直まだちゃんと答えを出せていない」と迷いを明かした。

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　一方のユカリは「変な風に伝わっちゃったりしたらすごく嫌なんだけど」と前置きし、別行動をした際に占い師から告げられた言葉を、リュウイチに伝えた。リュウイチの母は亡くなる3日前に「ちゃんとした俳優になりや」という言葉を残し、この世を去っていった。占い師はリュウイチが亡き母の言葉に「縛られている」と指摘。「俳優になりたい」という自分の意志よりも、母の言葉の方が「強くなっている」とユカリに告げたのだった。

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　慎重に言葉を選びつつ、占い師から言われたことを、リュウイチに伝えたユカリ。その後には「お母さんのお金で苦労した姿を見て育って、奥さんとか家族に苦労をかけたくない想いが反面教師のようにずっとあるのかなって。そういう縛りから解放されると、もっと飛躍するというか」と、自らの想いを口にした。

　するとリュウイチは「縛られている…捉え方やけどな」とつぶやき、涙を堪えるように上を向いた。そして、ユカリが「お母さんも、亡くなってから色々想いが変わっていて、お母さんはリュウイチ君がやりたいことで成功してくれれば、何も…」と言葉をかけると、リュウイチは「うん、感じてる。感じたよ、すごいね」と言い、号泣。亡き母の存在を、近くに感じたようだ。

　その後2人は、約3000年前から伝わるマヤ式のサウナ「テマスカル」を体験。今感じている悔いや願いを言葉にするよう、祈祷師から指示を受けると、リュウイチは「これから先の人生で、経済的なものが原因で、母親のように思ってくれるユカリを不幸にさせたくないです。幸せにできるようになりたいです」と願いを口にしたが、ユカリは無言を貫いた。

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　祈祷を終えたリュウイチは、どこか清々しい表情を浮かべ「ユカリから聞いた言葉は、悲しくもなくて苦しくもなくて、嬉しかったです。なんかおかんがメッセージくれたような気がしたんですよね。『今、目の前にいる人のことをちゃんと大事にしいや』って言ってくれている気がしました」とコメント。

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　一方のユカリは、これまではお金と愛、そのどちらを優先すべきか悩んでいたものの、メキシコの人々との関わりを通じ、自分の考えが間違っていたことに気づいたのだという。無言を貫いた理由について「お金では買えない愛の方が大事というか、比べるものではないのに比べていたことに気づいて、あの場では全く言い出せなかったです」と説明した。

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　亡き母と向き合う中で、ユカリの大切さを再認識したリュウイチ。MC陣も今回の展開を喜び、辻は「すごい一番いい形かなって思いますね。ユカリさんが想いを伝えたことで、リュウイチさんが理解があった感じがすごくした」と感想を語り、さらには「あの後にユカリさんがサウナの中で、自分の気持ちをあえて言わなかったところもバッチリ」と、両手の親指を突き立てた。

　以前からユカリを高く評価している小籔も「ホンマ、ユカリは最高！もうユカリと別れたらリュウイチは一生不幸です」と熱弁。一方、桃からはリュウイチに対して「俳優を目指す、イコールお金で苦労かけるって決めつけている感じがして、もっと成功するぞっていうモチベーションがないと、うまくいかないんじゃないかなって」と厳しい意見も挙がっていた。