21日、『週刊文春』が報じた“賭けマージャン疑惑”を認め、辞表を提出した東京高等検察庁の黒川弘務検事長。

 緊急事態宣言が発令され、自粛要請が出される中での不要不急の外出。そして朝日新聞社員、産経新聞記者と“密状態”で、賭博罪に問われるケースもある賭けマージャン。乗車したハイヤーが新聞社の提供と報道されたが、事実であれば便宜供与の可能性もある。

・【映像】「ただの接待ではなく記事に」“賭けマージャン”同席記者に苦言

 当の黒川検事長は「この度報道された内容は、一部事実と異なる部分もあるが、緊急事態宣言下における私の行動は、緊張感に欠け、軽率すぎるものであり、猛省している。このまま検事長の職にとどまることは相当ではないと判断し、辞職を願い出た」とのコメントを発表している。

 『東洋経済』の山田俊浩編集長は「記事では、駐輪禁止の場所に自転車を停めていたといった、“法の番人”としてはいかがなものかという問題も指摘されている。また、弱い立場の中で、いかに取材対象者に食い込むかというのが報道機関の“番記者”だが、少しでいネタをもらおうとする中では、ある意味でへつらい、食い下がり、こういう関係にならざるを得ないというところがあると思う。やはりこういった人間関係でネタをもらうというやり方は見直さなければならないし、何度も言われてきたことだが、番記者や記者クラブの仕組みにもメスを入れなければならない」と話していた。

▶映像:「ただの接待ではなく記事に」“賭けマージャン”同席記者に苦言

「ただの接待ではなく記事に」“賭けマージャン”同席記者に苦言
「ただの接待ではなく記事に」“賭けマージャン”同席記者に苦言

■Pick Up

【Z世代マーケティング】ティーンの日用品お買い物事情「家族で使うものは私が選ぶ」が半数以上 | VISIONS(ビジョンズ)