ABEMAオリジナル結婚リアリティーショー『さよならプロポーズ シーズン2』が、5月30日（土）よる10時～放送の第10話で最終回を迎える。本番組は、長く付き合いながらも結婚に踏み切れないカップルが、7日間の旅の最終日に、結婚か別れかを選択するという内容。シーズン2で密着してきた2組のカップルのうち、ユウ君とミドリは第9話で結婚する決断を下し、旅を終えた。
残るカップルは、経済的な理由で結婚を躊躇している、リュウイチ（30歳／俳優・フリーデザイナー）とユカリ（32歳／IT系企業勤務）。果たして2人はユウ君&ミドリに続き、ゴールインとなるのだろうか？最終回を前に、これまでの流れをおさらいしておこう。
愛しているからこそ頭をよぎる、別れる選択
リュウイチとユカリの交際期間は約2年。2人は1年ほど前から同棲しており、ユカリはリュウイチとの結婚を望んでいる。しかし、リュウイチの現在の年収は200万円ほど。俳優業での成功を夢見る一方で、ユカリに貧しい暮らしをさせたくなく、リュウイチは答えを出せずにいた。だが、ユカリの年齢を考慮すると、決断は早い方が良い。そう考えたリュウイチは、無理やりにでも2人の関係に決断を下すべく、ユカリとともにメキシコへやって来た。
リュウイチは初日の夜、収入が少なく家族を養えない現状に触れ、「他の人の方がいいんちゃうかな」と、別れも考えていることを涙ながらに打ち明けた。ユカリはリュウイチの言葉にショックを受けながらも、「結婚する人はリュウイチ君がいいなって思ってる」と改めて断言。苦悩に満ちたメキシコ7日間の旅は、こうして幕を開けた。
リュウイチの「夢を諦める」発言にユカリが反発
メキシコ2日目、リュウイチは「俳優で成功する夢を諦め、一般的な職業に就く」という1つの選択肢を口にした。しかし、リュウイチの夢を応援し続けてきたユカリは「それって本気で言ってる？」と聞き返し、険しい表情に。ユカリや生まれてくる子供の幸せを思ってのことだとリュウイチが訴えても、ユカリは一歩も引き下がらず、「自分が原因で諦めてしまうぐらいなら、もう別れた方がいいかなって思う」と言い放った。
だが、リュウイチも生半可な気持ちで夢を諦めると言ったわけではない。リュウイチは幼い頃に父親を亡くし、経済的に余裕がない家庭環境で育った。「貧乏を知らない」と言われたユカリは、返す言葉がなかった。しかしそれでもユカリは「とにかく夢を諦めてほしくない」と繰り返し主張。さらに、子供を産まない選択肢も自分の中にあることを、リュウイチに伝えた。
リュウイチは亡き母との約束に縛られている？
その翌日、リュウイチは食あたりでダウンしてしまう。リュウイチがホテルで休んでいる間、ユカリは1人でシャーマンのもとを訪れ、リュウイチとの未来を占ってもらった。するとシャーマンは、2年前に他界した母親との約束に、リュウイチが縛られていると指摘。リュウイチの母は亡くなる3日前に「ちゃんとした俳優になりや」という言葉を残し、この世を去っていたのだ。シャーマンは「母親が残した言葉の重みから解放されて初めて、本当の夢が見つかるはずです」と説いた。
一方その頃、夜になり体調が回復したリュウイチは、1人でメキシコの映画館へ出かけ、現地の俳優・マルコスさんと出会う。一時は俳優をやめることも考えていたリュウイチだったが、マルコスさんと話をしていく中で、俳優業への情熱が再燃。「やっぱり諦めきれない」と、涙ながらに語った。
夢は諦めない、ヒモにもなりたくない…リュウイチの本音
4日目には、「ブレている」とユカリがリュウイチに苦言を呈する場面も。俳優業に強い信念を持っていたはずのリュウイチが、突然「夢を諦める」と言い出したことが、ユカリはどうしても理解できない様子だった。「俳優業にかける想いはそんな程度なのか」とユカリから問われ、リュウイチは不機嫌に。その後、2人はすぐに仲直りできたものの、一時は険悪な空気が流れる展開となった。
そしてその日の夕食時、リュウイチはマルコスさんと出会い、深い感銘を受けたことをユカリに説明。「俳優を諦める」という考えがあったのは事実だとしながらも、「役者やめて結婚するって言ったけど、それはできへん。ごめん」と告げた。
リュウイチの収入が安定しないまま結婚するのであれば、ユカリが家計を支える必要が出てくる。しかしこの時リュウイチは「ヒモになりたくない」と、ユカリに養われることへの抵抗感を吐露。ユカリが「俳優の道を諦めないっていうことだったら、この先、一緒にいるのは難しいっていうことかな」と問いかけると、リュウイチは「今すぐ答えは出ない、ごめん」とだけ答えた。
決断前日、悩みまくりのリュウイチに変化が！？
5日目にはリュウイチに続き、ユカリも食あたりになる不運に見舞われ、そうこうしているうちに2人の旅は決断前日の6日目に突入。偶然にもこの日は、リュウイチの母の命日だった。そこでリュウイチとユカリは、マヤ系先住民族のもとを訪れ、祈祷を受けることに。
胸の内を打ち明け合うように祈祷師から指示されると、リュウイチは「まだちゃんと答えを出せていない」と迷いを告白。一方のユカリは「母親との約束に縛られている」というシャーマンの言葉をリュウイチに伝え、さらに「お母さんも亡くなってから色々想いが変わっていて、お母さんはリュウイチ君がやりたいことで成功してくれれば、何も…」と語りかけた。リュウイチは「うん、感じてる。すごいね」と言い、号泣した。
祈祷を終えたリュウイチは、どこかすっきりした表情を浮かべていた。天国の母から「今、目の前にいる人のことをちゃんと大事にしいや」とメッセージをもらったような気がしたのだという。亡き母と向き合う中で、ユカリの存在の大切さを痛感した様子のリュウイチ。悩みの渦中から一歩抜け出したようにも見えたが、果たして翌日、リュウイチはユカリにどんな答えを告げたのか…。『さよならプロポーズ シーズン2』最終回は、5月30日（土）よる10時～放送。
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