アニメ「啄木鳥探偵處」第7話では、後に推理作家・江戸川乱歩となる少年の平井太郎(CV:小野賢章)が“二銭銅貨”の謎を解いてみせた。
アニメ「啄木鳥探偵處」は、推理作家・伊井圭氏の同名ミステリー小説が原作。同書籍に収録されている「高塔奇譚」は第3回創元推理短編賞を受賞している。探偵稼業「啄木鳥探偵處」を開いた天才歌人・石川啄木(CV:浅沼晋太郎)が、助手・金田一京助(CV:櫻井孝宏)と共にさまざまな事件の謎を解いていく物語だ。
5月25日より順次放送中の第7話「紳士盗賊」では、大会社で社員の給料が盗まれる事件が起こった。そんななか、金田一京助(CV:櫻井孝宏)はタバコ屋のお釣りの二銭銅貨の中に、暗号のような文言が書かれた紙切れが入っていることに気付く。京助が平井太郎(CV:小野賢章)に相談したところ、平井はいとも簡単に暗号を解読してみせた。Twitter上では「平井くん有能」「流石は平井くん推理チート」「本当に何物持って生まれてきたの…」「頭良い!」「さすが聡明な方だな」と称賛の声が相次いだ。
また、 江戸川乱歩の処女作「二銭銅貨」をオマージュにしたエピソードであることに気づいてニヤリとした視聴者もいたらしい。「数ある江戸川乱歩作品からこのチョイスとは、わかってるな!!」「あ、これ二銭銅貨かなるほど」といった声も寄せられた。
第七首「紳士盗賊」
【あらすじ】
大会社から社員全員分の給料が盗まれる事件が発生。犯人は遺留品の煙草を手掛かりに捕まったが、盗まれた給料は依然行方知れずのため、発見に懸賞金がかけられることになった。啄木と絶交中の京助は、犯人が利用したタバコ屋のつり銭で受け取った二銭銅貨に細工が施されていることに気付き大興奮。隠し場所を示す暗号を見つけたことから、啄木を差し置いたまま京助は平井少年と共に解読に挑む。
(C)2020伊井圭・東京創元社/「啄木鳥探偵處」製作委員会