「ナスDの大冒険TV」vol.7が、地上波放送(テレビ朝日系・毎週水曜深夜2時21分~ ※一部地域を除く)に先駆け、ABEMAで先行配信され、体調不良を訴えていた取材班の一人がついに下山することとなった。
【映像】なぜ深夜にテントで赤い光が? ナスD「救難信号が出てた」(9分頃~)
この番組はテレビ朝日の社員・友寄隆英、通称:破天荒のナスDが世界の僻地に命がけで向かい、知られざる文化、そこに住む人々の暮らしをディレクター目線でレポートする超本気の紀行ドキュメンタリー。今回取材先に選んだのは、ネパール西部にあるアジア最後の秘境とも呼ばれるドルポ。取材班は2018年から足掛け2年に渡りヒマラヤへと出向き、厳しい冬のドルポを含めた密着取材を敢行した。
標高3000m越えの慣れない高地、疲労のため、撮影ディレクターの久保田裕介氏が宿泊先で寝込んでしまった。症状が悪いのか、パルスオキシメーターで診察することに。パルスオキシメーターとは、血中酸素飽和度を調べる測定器。96くらいの数値が出れば正常と判断されるが、久保田氏は63と出てしまった。ナスDが「体調どう?」と呼びかけると、久保田氏はつらそうな表情を浮かべていた。
現地スタッフが高山病なら手がビリビリ痺れるし、頭痛や吐き気を催す場合があることを伝えると、ナスDは「まぁゆっくりしようよ、くぼっちゃん。まぁ下山することも視野に入れましょう。無理せずにね」と声を掛ける。その優しさに思わず口元が緩んでしまった久保田氏。この姿にナスDは「うわぁちょっと口元が緩んだよ(笑)。『下山することも』のときにピクッと口が動きましたけどね」と反応していた。
スタッフから「手も痺れている感じ?」と聞かれると、久保田氏は「このへんはちょっと痺れてる」と急に症状を訴え始める。山を登る最中もずっとつらそうにしていた久保田氏は、もしかしたらもう下山したいのかもしれない。“下山”というキーワードが出だした途端、口元が緩み出した久保田氏のある意味人間らしい姿に、ナスDと共に旅をする元テレビ朝日のディレクター・大谷映芳氏は「何か面白いチームだね」と微笑んでいた。
そんな中、久保田氏を気遣って、登山料理家が「栄養を摂って欲しい」とにんにくスープを作ってくれた。しかし、にんにくスープと先に伝えているのに、これを飲んだ久保田氏は「美味しいです。生姜ですよね……」と言ってしまう始末。やっぱり久保田氏は限界を迎えているのかもしれない。
残念ながら、これ以上は無理だと判断することに。ここで久保田氏の下山が決まった。ここから先は、高地や気温という意味でさらに過酷さが増していくが果たして、取材班は脱落者を出さずに旅を終えられるのか。気になる大冒険の続きは次週の配信で明かされる。
(ABEMA「ナスDの大冒険TV」より)