悪性リンパ腫で闘病していた元フジテレビのフリーアナウンサー・笠井信輔が5日、自身のブログを更新。前日に行った病院で「完全寛解」の診断が下ったことを報告した。

(画像:笠井信輔オフィシャルブログよりスクリーンショット)

 ブログで「とても嬉しい報告があります」と切り出した笠井は「病院の診断で主治医の先生から『完全寛解です』とのお言葉をいただきました!」と報告。「先生、本当にありがとうございます! 命を救ってくださいました」と主治医に感謝を述べた上で「もう、とってもとっても嬉しいです」と喜びを爆発させた。

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 悪性リンパ腫は血液のがんの一種で、前回の診断では「何ヶ所か怪しい病変のような部分が見つかりました」といい「完全寛解」の診断にはならなかったという笠井。二週間かけて詳しい解析と評価を行い、2カ月後に検査をして経過を確認していくことを前提に、今回「状況としては完全寛解」の診断が下ったことを明かした。

 過去、笠井はブログで抗がん剤治療や薬の副作用についても状況をつづっており、「ブログやInstagramにコメントを寄せてくださった皆さん。本当にありがとうございました」と応援をくれた人にもメッセージ。特にがん治療中の人や経験者の具体的なアドバイスに「どれだけ力付けられたことでしょう」とお礼を述べた。

 さらに局アナ時代、アナウンス室でSNS管理責任者だった笠井は「SNSは今、様々な観点から問題になっています。それによって傷つき、立ち直れなくなった人たちもいます」とSNSの扱いに言及。「一方で、今回の私のように、SNSの人と人とのつながりによって、とてつもないパワーをもらうことができると言う、SNSにはとても良い面もあることを改めて実感しています」「IT技術は、人から生きる力を奪うことも、人に生きる力を与えることもできる。使い方1つでこうも違うものかと痛感しています」と思いをつづった。

 「やはりなんといっても救いになったのは生身の人間の絆」だそうで、お手紙やメッセージをくれた同僚や友人にも「大いに励まされたりしました」と告白。「そんな中で何よりも私にとって重要だったのは『家族』です。大病をして強く強く感じました」と家族の大切さにも気付かされたという。

 病院に付き添ってくれた妻や息子たちにも「一時は死ぬことを覚悟した私をとにかく励まし続けてくれました。気弱になる私を導いてくれました。涙を見せずに笑顔で居続けてくれました。感謝してもしきれません」と強く感謝した笠井。「人生観は確かに変わりました。でも今は、テレビ、ラジオ、講演、執筆、etc.…。早く仕事をしたい気持ちでいっぱいです」と今後の仕事にも意欲を見せた。

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笠井信輔『完全寛解!』
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