8日深夜、『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、心霊スポット「宇土殺」で起きた不思議な現象を怪談師が語った。
この日は「日本縦断 リモート怪談SP」と題して、各地方を代表する怪談師がリモート出演。2週に渡って行われる企画の後半となるこの日は「日本の西編」として、悠遠かなた氏(四国・九州代表)、濱幸成氏(四国・九州代表)、上里洋志氏(沖縄代表)、中山市朗氏(関西代表)が登場。事故物件芸人の松原タニシも見届け人として出演した。
悠遠氏は「宇土殺」と題した自身の体験を披露。「宇土殺」はとある廃屋の通称で、およそ40年前に起きた殺人事件の現場とされている。2011年10月、怪談を動画配信していた悠遠氏のもとに「すごい場所がありますよ」という情報が寄せられたことが、その「宇土殺」を知ったきっかけだったとのことだ。
「宇土殺」について調べていた悠遠氏は、写真のみが掲載されているブログをチェックしたところ、動かないはずの写真が動いて見えたという。ある写真では「顔がブワッと飛び出してくるような威圧感」を感じるといった怪異を経験したとも語った。
番組では興味本位で現地を訪れないようにと注意を促していたが、当時の悠遠氏は現地に赴いたそう。実際の「宇土殺」は、写真で見るのとは段違いの恐ろしさを感じたと、当時を振り返った。
「来たからには撮らなきゃ」と、悠遠氏は定点カメラを玄関先に置いて撮影を開始。玄関先立っていたところ、周囲からいくつもの足音が聞こえ、ついには家の中からも足音がして通り過ぎて行ったという。悠遠氏は恐怖のあまり、廃墟から逃げ出したと話した。
なんとか帰宅した悠遠氏だったが、次の日の夜に生まれて初めての「金縛り」を経験。さらに次の日から「宇土殺」の中にいる夢を見始めたという。しかもその映像は徐々に全体像があらわになり、風景とともに人の姿が見えるようになったとのことだ。
その日は「宇土殺」で撮影をした動画を配信する予定だったため、悠遠氏は「この夢の話をしつつ(動画配信をしたら)盛り上がるかな?」と、配信をしたところ、予想通り反響があったため「怖い思いもしたけど、結果オーライかな」などと自分に言い聞かせたそう。
それから数日経ったある日、親戚の子どもと遊ぶ機会があった悠遠氏。いつもは悠遠氏に駆け寄ってくる子どもたちが一向に近寄って来ないため不思議に思ったところ、子どもたちから「お兄ちゃんの周りに怖い友だちがたくさんいて嫌だ!」と告げられたという。
悠遠氏は「ここから、さらに2年ほど……ちょっと、エラいことになったのはなったんですけど、これを全部話すとまた30分ほどかかってしまいますので、このあたりで」と、意味深に話を終了した。
興味津々の小沢一敬が「気になる、ちょっとだけ聞かせてくださいよ」とリクエスト。これに悠遠氏は定点カメラの映像に「帰さん」と聞こえる音声が入っていたことや、再度「宇土殺」に赴き撮影したデータをハードディスクに入れると、ほかのデータが全て消えたことなどを明かした。ちなみにデータが消えたはずなのに、なぜか「宇土殺」のファイルだけがよみがえったという。再生してみたところ、PCがフリーズするといった不可解な現象も起きたことを語っていた。


