「ナスD大冒険TV」vol.9が、地上波放送(テレビ朝日系・毎週水曜深夜2時21分~ ※一部地域を除く)に先駆け、ABEMAで先行配信された。取材班一同はついに5000メートル級の峠を目指す。
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この番組はテレビ朝日の社員・友寄隆英、通称:破天荒のナスDが世界の僻地に命がけで向かい、知られざる文化、そこに住む人々の暮らしをディレクター目線でレポートする超本気の紀行ドキュメンタリー。今回取材先に選んだのは、ネパール西部にあるアジア最後の秘境とも呼ばれるドルポ。取材班は2018年から足掛け2年に渡りヒマラヤへと出向き、厳しい冬のドルポを含めた密着取材を敢行した。
標高3776メートルにある宿舎での朝、ナスDはふと、共に旅をする元テレビ朝日のディレクター・大谷映芳氏に「アッパードルポ(奥ドルポ)の標高は4100メートルですよね? 4000メートルが高いのかどうかとか、5000メートルが高いのかどうかとか知らないんですよ。少し疲れたりするんですかね?」と質問を投げかけた。
この大谷氏は過去にK2(エベレストに次ぐ世界第2位の高さの山)を取材し、当時世界で最も登頂が難しいとされたK2西稜ルートにて世界初登頂を果たしたレジェンド。ナスDにとっては心強い偉大なる大先輩なのだ。そんな大谷氏はナスDに対し「明後日に5000メートルの峠を越えるかな。5200~5300? それは疲れるよね。人間の住む所じゃないからね。普通に歩けないから、苦しくて」と淡々と答えた。
ドゥネイ村を出発してから8日目。富士山ほどの標高だけに朝はすでに氷点下だ。そんな中、いよいよ奥ドルポへ出発することとなった取材班は、静かな暮らしを守る山岳民族と出会うため、ここから1週間歩きドルポの秘境を目指していく。
歩みを進めていくと取材班一同の前に壮大な景色が現れた。大谷氏いわく4000メートルを越えた先には森はないそうで、ここで「森林限界」を迎えるという。向かう先の標高4000メートル以上の道のりは岩場が続く難所。険しい崖の世界だ。もしも、一歩間違えて横に道を外してしまったら、死が待っている。果たして撮影隊一同は、無事奥ドルポに辿り着き、静かな暮らしを守る山岳民族を取材することはできるのかーー。
(ABEMA「ナスD大冒険TV」より)