「ナスD大冒険TV」“ヒマラヤの青き瞳”ポクスンド湖、驚きの水中映像が公開
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 「ナスD大冒険TV」vol.9が、地上波放送(テレビ朝日系・毎週水曜深夜2時21分~ ※一部地域を除く)に先駆け、ABEMAで先行配信され、この中でヒマラヤの青き瞳・ポクスンド湖の水中の様子が流れるという貴重な場面があった。

▶︎動画:「窒素が体内に…」「非常に危険な撮影」 ヒマラヤ・ポクスンド湖の水中映像を観る(14分ごろ)

 この番組はテレビ朝日の社員・友寄隆英、通称:破天荒のナスDが世界の僻地に命がけで向かい、知られざる文化、そこに住む人々の暮らしをディレクター目線でレポートする超本気の紀行ドキュメンタリー。今回取材先に選んだのは、ネパール西部にあるアジア最後の秘境とも呼ばれるドルポ。取材班は2018年から足掛け2年に渡りヒマラヤへと出向き、厳しい冬のドルポを含めた密着取材を敢行。その中で、取材班はポクスンド湖にも立ち寄っていた。

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 ポクスンド湖の水中撮影が行われたのは1994年のこと。湖の内部を捉えた映像がなんとテレビ朝日に残っていたのだ。当時取材をしたのは現在、ナスDと共に旅をする若かりし頃の大谷映芳氏。テレビ朝日の現役社員でありながら総重量800kgに及ぶ水中撮影機材を準備し、標高3700メートルでの危険を伴う高所潜水を行ったという。

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 当時のポクスンド湖の水深は131メートルと、長年の堆積物の影響か意外に浅目であることがわかった。その水中の様子は、取材直前の雨の影響から湖底に泥が多いものの、その水自体は非常に綺麗だった。水が白く濁って見えるのはこの湖よりも高い標高に位置する氷河の雪解け水が影響しているからで、珍しいのはすだれ状に広がる泥のツララだ。さらに、湖底には肉眼でも確認できるレベルの小さな二枚貝が多く見られた。

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 幼虫の時には水中で過ごし、成虫になると大気中で生きるトビケラの仲間も発見できた。水質検査によれば飲料水として問題はなく、湖底の泥には生命を全うした植物プランクトンの遺骸がたくさんある。厳しい環境下で、いく年にも渡って積み重なっている自然生態系。標高3700メートルに横たわる鮮やかな青き水面の中には、密かに息づく生命が広がっていた。

(ABEMA「ナスD大冒険TV」より)

▶︎映像:「ホラ貝の音が…」ナスD、祈りの儀式であれっ?(7分ごろ~)

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