俳優の武田真治とお笑い芸人のケンドーコバヤシが17日、都内で行われたハリウッド映画『ランボー ラスト・ブラッド』(6月26日全国公開)公開直前イベントに声優のささきいさお、花澤香菜と参加した。
永遠のアクション俳優シルベスター・スタローンの世界的代表作である『ランボー』シリーズ最新作にして最終章。日本語吹き替え版では、ランボーと死闘を繰り広げる人身売買カルテルのボスであるマルティネス兄弟の兄ウーゴ・マルティネスを武田、その弟のビクトル・マルティネスをケンドーコバヤシが担当する。
『ランボー』ファンの武田は、私物モデルガンのマシンガンを手にランボー・コスプレ姿で登場。本作への声優参加に大喜びで、SNSに声優として参加することを書き込んだというが「何を思ったのか僕がランボー役をやると勘違いした人がいて。『最終回になんてことをするんだ!』と結構な誹謗中傷をいただきました」と告白。ランボー姿で改めて「この格好でわかりづらいと思うけれど、ランボーはささきさんです。僕は違うんです」と釈明していた。
それでも何度もランボーのような決めポーズを繰り出して「筋肉の兄貴シルベスター・スタローンさんが『ランボー』を卒業するということで、盛大にお送りしたかった」と大興奮。ケンコバから「一番ビックリするのは、これでランボー役ではないということ。ささきさんを差し置いてなにをしてんねんっ!」とおしかりを受けるも「僕の中で『ランボー』はささきさんの声で植え付けられているので、ささきさんがやられているそこに間に合ったのは感極まる思い。筋肉も育ててきて良かった」とファン丸出して喜んでいた。
実写洋画の吹替に初挑戦した武田は「ランボーと対決する悪い奴だけれど、ビジネスマンとしての紳士的口調もある。その部分の表現が難しかった」とアフレコ時の苦労を明かすも「僕の経験が浅くて時間もかかったけれど、いいテイクが録れた」と手応えアリ。あこがれのささきから「素晴らしかった。女房もすごくいいと言って喜んでいた」と褒められると、「シルベスタから話しかけられているみたいで目頭が熱くなる」とマシンガン片手にシミジミしていた。
一方のケンコバは役作りについて聞かれると「メキシコ人という設定の悪役なので、前の晩にタコスを喰っただけ。片手にアフレコ台本、片手にタコス。それが良かった」と自己分析していた。
テキスト・写真:石井隼人