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 6月30日より新シーズンが始まるABEMAオリジナル恋愛リアリティショー『恋する♥週末ホームステイ(以下:恋ステ)』の主題歌が、Novelbrightの「夢花火」に決定した。

 「夢花火」は5月27日にリリースされた1stフルアルバム「WONDERLAND」収録曲で、ピアノの旋律から始まるセンチメンタルなバラード調のナンバーだ。「今すぐ会いたいよ その声聞きたいよ」と愛する想いを切々と歌う歌詞の世界は、遠く離れた街に住む出会うはずのなかった高校生の男女が週末だけの“恋の旅”をする『恋ステ』にピッタリだと言える。

 ABEMATIMESでは『恋ステ』新シーズン放送を前にメンバー全員にインタビュー。「夢花火」の制作に関するエピソードやメンバーの青春時代に経験した甘酸っぱい思い出などを聞いた。

雄大「前向きなバラードにしたかった」

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ーー『恋ステ』新シーズンの主題歌が「夢花火」に決定したときの心境はいかがでしたか?

竹中雄大(Vo):素直に嬉しかったですね。春シーズンに続いて、僕らの楽曲が『恋ステ』で流れることを非常に光栄に思います。

ーー『恋ステ』2020春シーズンでは、Novelbrightの「Walking with you」「また明日」の2曲が挿入歌として起用されていました。反響はいかがでしたか?

山田海斗(Gt):『恋ステ』きっかけで知ってくれた人、好きになってくれた人が増えて反響はすごく感じました。

雄大:「Walking with you」という曲は僕らのことを応援してくれる人が増えるキッカケとなった曲だったんですけど、一方の「また明日」は注目を浴びていなかった曲なんです。でも『恋ステ』のお陰で日の目を浴びることができました。TikTokでも「また明日」を使って動画を上げてくれる人が増えたり、番組をきっかけにして、曲が広がっていったのは純粋に嬉しかったですね。10代のファンの方たちも増えました。

ーーそして新シーズン主題歌の「夢花火」は、高校生の恋愛リアリティショーをより切なく盛り上げてくれそうな楽曲です。

雄大:ありがとうございます。いつも当たり前のように隣にいる恋人に宛てた曲ではなく、会いたくてもすぐに会えない距離にいる“遠くの君”を想像して作った曲なので、個人的にも『恋ステ』にピッタリだと思います。

ーー雄大さんの伸びやかなハイトーンボイスが楽曲の美しさをより際立たせていると感じました。元々、雄大さんの歌唱力がSNSで話題となり、そこから人気が広がっていきましたが、やはりバンドとして声の魅力を全面に押し出していきたいというような考えはあるのでしょうか?

沖聡次郎(Gt):歌を聞かせるアプローチをメインでやっているロックバンドって実は少ないと思うんです。そんな中、自分たちはそこをメインにしていて、歌はNovelbrightの武器だと思っています。なので、雄大の歌が最大限に活きるバラードは今後も作っていくし、そのためにバンドのアンサンブルも、もっともっとアップデートしていきたいですね。

ーー作詞は雄大さんですが、メンバーに聴かせる時はどんな心境でしたか?

雄大:元々は聡ちゃん(聡次郎)がトラックを作ってきてくれたんですけど、その時点ですごくしっとりとした、切なさを感じられるサウンドでした。歌詞は切なさだけで終わるんじゃなくて、前向きなバラードにしたいと思って歌詞を書き始めて、しっかりとメロディにハマった時に自分でも手応えを感じられたというか。メンバーに聴かせた時もいい反応をくれましたね。

ねぎ(Dr):そうですね。共感できました。

圭吾(Ba):トラックを聴いた段階では“失恋の歌なのかな”と思ったんですよ。なので、歌詞もそうなるのかなと思っていざ聴かせてもらったら前向きな恋愛の歌に仕上がっていていい意味で驚きました。

雄大:Novelbrightが今までに発表した曲でストレートなラブソングは少ないんですよ。僕自身ラブソングの歌詞を書くときに小っ恥ずかしい気持ちも多少あるし(笑)。だけどバンドの表現は広げていきたいし、歌詞を書いた後にピュアなラブソングもいいなと思えたことが良かったです。そういった意味でも作った甲斐がありましたね。

同窓会で再会した初恋の子に「バンドの活躍見てるよ」と言われた思い出

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ーーここからはみなさんの青春時代の甘酸っぱいお話を聞けたらと思います。

雄大:それだったら圭吾が1番青春していると思いますよ(笑)。

ーーいわゆる“リア充”な青春時代を過ごされていたんですか?

圭吾:そうですね、この中で1番リア充だったのは僕だと思います(笑)。

ーー今でもふとした時に思い出してしまうようなデートのエピソードはありますか?

圭吾:いわゆるザ・青春みたいなことをやりたくて、公園のベンチでひたすら喋って、夜になったら帰るみたいなことはよくしていましたね。僕が住んでた岐阜の街は結構田舎なんですけど、その分良い感じの公園とかあるんですよ。文化祭の準備とかで、遅くまで残って一緒に帰るみたいな思い出もあったな。

聡次郎:これぞ青春の思い出やな。いいですね。

ーーその時の彼女とはどんな所でデートしていたんですか?

圭吾:水族館とか行ってました。その帰りに岐阜の無料で登れるタワーに寄ったり。

ーー『恋ステ』でもよく見るシチュエーションです(笑)。海斗さんの青春時代はどうでしたか?

海斗:高校の時に後輩に恋をしたんですけど、同期の友達に先に告白されて、好きな後輩と友達が付き合ってしまったことがありました。僕の方が先に好きになって「応援してな」って言ってたのに……。その後、いろいろ画策したら……別れてましたね……(笑)。

ねぎ:あはははは(笑)。

雄大:もっとハートフルでハピネスな思い出を語って。あかんよ(笑)。

圭吾:略奪愛するなよ(笑)。

ねぎ:僕はめちゃめちゃかわいいエピソードがありますよ。人生で初めて好きになった子に、バレンタインで逆アプローチしたことがあります。小学校6年生の時にクッキー手作りして渡しましたよ。

聡次郎:おおー。

ねぎ:小6の卒業式の直前にその子に告白したんですけど、小6くらいの時って「付き合う」とかじゃなくて、思いを伝えるだけで終わったりするじゃないですか? その後、中学校に進学して、入る部活を決めていなかったんですけど、その子がバスケットボールをしていたという理由だけで、僕もバスケ部に入りました(笑)。

圭吾:うわぁ、青春時代の“あるある”やな。

ーーもっと近づきたくて?

ねぎ:そう、もっと近づきたくて。その子は女子バスケットボール部のキャプテンで、僕は補欠だったんですけどね(笑)。それでも中3の時に告白しました。

雄大:えっ、待って。小6で1回告白してるのに? めっちゃ想い続けてるやん。

ねぎ:僕小3の時からその子を想ってましたもん。それで中3の時に晴れて「お付き合いしましょう」となったんですけど、3ヶ月後に振られちゃいました。学校内で「ねぎはあの子が好きらしい」という情報が広がって、それで弄られ続けたんですよ。それが辛くなって別れることになりました。

圭吾:僕は幼稚園の時からめっちゃ好きな子がいて、中2の時にその子から教室に呼び出されたんです。だけど、その教室には女友達も何人かいたのでめっちゃ恥ずかしくなって、結局その教室には行かずに帰ったんです。その子とはそこから喋らなくなってしまったんですけど、数年後に同窓会で再会して「バンドの活躍見てるよ」と言われました。

ーー甘酸っぱいストーリーですね。

圭吾:そこで、ボソッと「バンドマンの彼女になってみたかったな」って言われて。

もうズキューンと射抜かれましたよ。でも本当に好きな子やったんで、笑顔を見せるだけでやり過ごしちゃったんですけどね。

ーーみなさん正直に話していただいて嬉しいんですけど、その反面こんなにあけすけに話してバンドのブランディング的に大丈夫なのでしょうか(笑)?

雄大:全然大丈夫ですよ。かわいい話しかしてないから物足りなさすら感じてます。もっとハードな話を……?(笑)。

雄大「“好きだ”と思ったら一直線で伝えた方がいい」

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ーー最後に『恋ステ』ファンにメッセージをお願いできますか。

聡次郎:今回「夢花火」を番組で使っていただけるということで、曲に込めた“当たり前の日常が尊い”というメッセージを感じていただきながら、番組を楽しんでいただけたらと思います。

ねぎ:これは今やから感じることなんですけど、10代の頃のフレッシュな時間って本当にあっという間に過ぎ去ってしまうんですよね。なので、とにかく自分のやりたいこととか楽しいなと思うことをひたむきに頑張るということが正解だと思います。これからも自分に自信を持って、恋愛も勉強も頑張ってください。

雄大:えっ? そういう感じなん? アドバイスを送る的な? 何言えばいいんやろ…めっちゃ難しいな……。(笑)

ーー番組の視聴者の多くは10代で、恋に悩んでいる人もいると思います。そんな人に向けたアドバイスでも構いません。

圭吾:青春時代を過ごしている時って、自分が青春の真っ只中にいることに気づけないもんなんですよね。なので、後悔しないように、今が青春ってことを意識しながら、恋愛もエンジョイしてもらえればなと思います。

海斗:気持ちは言葉にしないと相手には伝わらないので、しっかりと想いを伝えていただければなって思います。後悔するくらいなら当たって砕けた方が僕はマシやと思うので、それだけです。

ーーでは最後に雄大さんお願いします。

雄大:今回、主題歌で「夢花火」、そして挿入歌として「Photo album」の2曲が使っていただけるということで、本当に有難い気持ちでいっぱいです。今恋に悩んでいる学生さんたちには、気持ちを伝えず後悔するくらいなら、当たって砕けた方が僕はマシやと思っているので、ぜひ言葉にして想いを伝えてみてとアドバイスを送りたいです。

圭吾:あれ?

ねぎ:海斗くんと内容同じやん(笑)。

聡次郎:被せて海斗の発言をカットさせる気やん(笑)。

メンバー一同:爆笑

雄大:あれですよ、まとめます。(笑)

「好きだ」と思ったら一直線で伝えた方がいいと思います。「私のことどう思っているのかな?」と相手の気持ちを探るよりも、自分から言った方がかっこいいし、この気持ちに間違いがないと思ったら、告白することを本当にオススメします!

テキスト:中山洋平

写真:You Ishii

▶︎動画:『LAST TICKET from恋ステ』とも×あい前編

恋する♥週末ホームステイ  2020夏
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