20日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、国民民主党の小沢一郎衆院議員が今後の日本をどのような国にしたいのかについて熱弁を振るった。
▶映像:小沢一郎氏、今後の日本について語る「民主主義社会を定着させてほしい」(1時間19分)
この日は政治家人生50年を迎えた小沢氏と竹山との対談が実現し、番組ではノーカットでその様子を放送した。
対談の終盤で竹山は、議員在職50年を迎える小沢氏に「日本をどういう国にしたいのか?」と質問を投げかけた。小沢氏は島国で生きてきた日本人は自立をしていないと語り、「民主主義というのは、自立した国民のあいだで成り立つ」と説明した。
「今は政治家も国民も自分で意見を言えない」と苦言を呈すると、自身の日米交渉の席での経験から「黙っていたらバンバンやられますから、こっちも言わないといけないんですよ。お互いに言い合って『いい結果が出たな』となる。それを日本人は言わない」と指摘した。
「だからまずは自立をすること。自分で考えて自分で主張をして、自分で責任を取る」と、自立の重要性について語り「まずは自立した国民になって民主主義社会を定着させてほしい、議会制民主主義を」と訴えかけた。
さらに小沢は「違う面から言うと『自由競争万能』というのは200年前の初期資本主義、原始資本主義の思想です。これは歴史に反します」と、経済面にも触れて「自由は大事だけど、その底辺にきちっとセーフティネットを作る。そしてどこの地域に住んでいても、どこの誰であっても、一定のきちんとした生活を受けられるようにしなければならない」と内需主導の重要性を語った。
最後に小沢は「民主主義の、格差のない社会を作りたい、国民の生活が第一につきますね」と、この話を締めくくっていた。





