アニメ「啄木鳥探偵處」最終話で、石川啄木(CV:浅沼晋太郎)が見せた笑顔が視聴者の涙を誘ったようだ。
▶本編:いつか飛行機に乗りたいと語る啄木…「啄木鳥探偵處」最終話
アニメ「啄木鳥探偵處」は、推理作家・伊井圭氏の同名ミステリー小説が原作。同書籍に収録されている「高塔奇譚」は第3回創元推理短編賞を受賞している。探偵稼業「啄木鳥探偵處」を開いた天才歌人・石川啄木(CV:浅沼晋太郎)が、助手・金田一京助(CV:櫻井孝宏)と共にさまざまな事件の謎を解いていく物語だ。
6月29日より順次放送中の最終話「蒼空」では、これまでの物語から10年以上を経た金田一京助の姿が描かれた。かつてふたりで住んでいた下宿先を訪れた京助を、啄木が満面の笑みを浮かべて見送る一幕もあった。物語後半では病におかされ体調を崩すことも多かった啄木が、久しぶりに見せた元気な姿は視聴者の胸を熱くさせたようだ。Twitter上では「あの笑顔はずるい…」「笑顔がグッとくる」「涙堪えてたのに!」「目頭じわじわきた」「石川さんの笑顔で涙」「笑顔がみれて良かった」といったコメントが相次いで寄せられていた。
第十二首「蒼空」
体調の悪化が激しい啄木は、京助に教会で見かけた怪しい男の尾行を命じる。告発状によって社会問題が明るみになっていった一連の事件には、告発者Xともいうべき真犯人がいると啄木は確信していた。果たしてXとは誰なのか、そしてその真の目的とは?
一方、ミルクホールには、今日も文士たちと他愛も無い会話をするいつもの日常があった。啄木がいて、京助がいて、皆がいる。啄木は京助に、いつか飛行機に乗りたいのだと告げる。それは叶うことのない夢なのだろうか……。
(C)2020伊井圭・東京創元社/「啄木鳥探偵處」製作委員会