次世代K-POPアーティスト誕生の過程を描く観察型リアリティー番組『I-LAND』が6月26日(金)ABEMAにて放送され、初回は23人の志願者から、早くも16人になる急展開を見せた。
『I-LAND』は、CJ ENMのコンテンツ制作能力と、BTSやTOMORROW X TOGETHERを生み出したアーティストプロデュース力を持つBig Hit Entertainmentが、次世代K-POPアーティストの発掘と育成のために2019年3月に設立した合弁会社BELIFT LAB(ビリーフラボ)の最初のプロジェクト。舞台となるのは外部から遮断されたハイテクシステム搭載の巨大な建物で、理想のアイドルを誕生させるために3年間の企画と製作期間が投じられた。「トレーニングから生活、そしてステージ」をも可能とするこの建物の中で、世界各国から集まった志願者たちが、生き残りをかけた真剣勝負を繰り広げていく。
志願者たちに課せられたルールは2つ、「限られた時間」と「自らの選択」だ。誰を選ぶかを自分で決め、選んだ結果が自分の運命を決めることになる。サバイバルの行方を別部屋から見守るプロデューサーは歌手のRAIN、ZICO、パン・シヒョクの3人。ストーリーテラーは俳優のナムグン・ミンが務める。「完璧な完成形でなくても、毎日1%でも発展の可能性があればそれが重要」(RAIN)、「自分を証明できる時間がくるまで待てる根気が必要」(ZICO)と始まる前の期待を語った。
I-LANDに志願者23名が到着
そしていよいよ志願者たちが到着。建物を目指して森の中をまずやってきたのは、自分にニックネームをつけるとしたら「魅力派」というキム・ソヌ、ロールモデルはRAINというイ・ヨンビン、韓国/オーストラリア出身のジェイクの3人だ。木々がひらけ目の前に現れた巨大な建物に驚きながらも「これから始まるね」と緊張の面持ちで建物の中に入っていった。
さらに多国籍チームの3人、台湾出身のニコラス、ベトナム出身のハンビン、日本出身のニキに続いては、「尊敬するアーティストは紫雨林(ジャウリム)」というチョン・ジェボム、走ることが一番好きだというチュ・ジミン、サッカー好きのノ・ソンチョルの3人が一緒に建物内へ。
手を繋ぎ森の中を歩いてきたのは、今回の志願者の中で最年少のダニエルと、ロールモデルはユ・ジェソクというピョン・ウィジュの2人。そしてテコンドー歴があるヤン・ジョンウォン、食べ物ではサムハップがソウルフードというキム・テヨン、飼いたいペットは珍島犬というキム・ユンウォンの3人組が到着した。
その後も、自分を動物に例えるならリスというチョ・ギョンミン、ジャズに挑戦してみたいというチェ・ジェホ、「自分は優しい性格」と分析するイ・ゴヌの3人に続き、日本出身のケイが一人で到着。その後、ジュニアのフィギュアスケーターとして活躍し“韓国の羽生結弦”と呼ばれるパク・ソンフンと、小さい頃からダンスが好きだという韓国/アメリカ出身のジェイの2人組、そして、「I-LANDでの目標は当然デビュー」と意気込みを語っていたイ・ヒスン、今回の志願者の中で一番キャリアが長いチェ・セオンが、それぞれ順に到着。最後に、日本出身のタキが到着して23人全員が揃うと「23人の応募者のみなさん、歓迎します」と部屋の中に声が響き渡り、早速この日のルールが説明された。
早くもパーフォーマンステスト、入場できるのはたった12人
電光掲示板にある「12」という数字は、今いる場所からI-LANDに入場できる人数であることが判明。つまり23人の中から12人が選ばれることになる。そして誰が次に進むかを決定できるのは志願者自身。これから皆がそれぞれ準備してきたパフォーマンスで入場テストが行われ、テストの結果、過半数の同意を得た人だけがI-LANDに入場できるルールだ。選ばれた人数が12人より多かったり少なかった場合は、新たなテストが追加されるという。
「出演順序は自由です」との声に、「自由?」「想像もしてなかった…」と一気に緊張が走る志願者たち。そして最初に席を立ってステージに上がったのはチェ・セオンだった。
「こんにちは、セオン、22歳です。特技は中国語、英語、作詞作曲です」と自己紹介すると、曲に合わせてキレのある踊りを披露。パフォーマンスが終わると即投票に移り、「セオンがI-LANDに入れる資格があると思う人は挙手を」という声に、志願者たちは「基準がないから大変」と戸惑いつつも次々に挙手。結果、過半数の票を獲得し、チェ・セオンはI-LANDにインとなった。
「次の志願者、ステージへ」の声が上がると、次は一気に7名が立ち上がってステージ上に。この様子にRAINも「トップランナーは大変だけど、(後に残るほど)どんどん焦りが出てくると思う」とコメント。7名がジャンケンで順番を決め、まずはフィギュアのパク・ソンフンとジェイのコンビが一緒にステージに上がった。ソンフンが座り、その後ろにジェイが立つというポジショニングでスタートしたパフォーマンスには会場から拍手も出て、投票結果も二人ともイン。
次にステージに上がったのは、ベトナム出身のハンビン、台湾出身のニコラス、日本出身のニキの海外組チーム。躍動感あふれる3人ならではのパフォーマンスを見せたが、投票でニキとニコラスはインとなったものの、ハンビンは過半数を獲得できず初めてのアウトに。初めての脱落者が出たことに志願者たちも辛そうな表情を見せていた。
テストは続き、次はイ・ヒスンが、皆の目を釘付けにするパフォーマンスを見せ20票を獲得してイン。その次に登場したのは最年長のケイだ。キレのあるダンスは、見ながら思わず体が動き出す志願者もおり、結果はイン。
残り5枠だが、まだパフォーマンスをしていないのは15人残っている。続いては最年少のダニエルと、ピョン・ウィジュのコンビ。選曲したのはプロデューサーのZICOの曲だ。観客に背を向けて立ったところから曲が始まると明るい軽快な動きを見せ、結果二人ともインとなった。
次はノ・ソンチョル、チョン・ジェボム、チュ・ジミンの3人組だ。赤い照明が光る中見せた歌とダンスに思わず観客席からも「魅力がある」との声が出ていたが、インしたのはノ・ソンチョルのみ。他2人は過半数を獲得できず、アウトになってしまった。残り10人に対し残枠2という状況で次にパフォーマンスをしたのは、チェ・ジェホ、チョ・ギョンミン、イ・ゴヌの3人。投票はチェ・ジェホから始まり、一緒に踊ったメンバーからも手が上がったがアウト。続くチョ・ギョンミンも11票ギリギリで過半数に届かずアウトとなり、この組からはイ・ゴヌだけがインという厳しい展開となった。続いては日本出身のタキがソロパフォーマンスを披露。「ロッキングをやります」というタキはタイプの異なるキレのあるダンスを見せ、見事インを決めた。
これで残枠は0。しかしまだ6人のパフォーマンスが残っている。まずは、キム・ユンウォン、ヤン・ジョンウォン、キム・テヨンの3人がメローな曲に乗って流れるようなダンスパフォーマンスを披露。投票前のアピールチャンスでキム・ユンウォンは歌も披露したが、投票の結果アウトに。またキム・テヨンもアウトとなり、ヤン・ジョンウォンのみがインとなった。
最後のユニットは、一番最初に建物に到着した3人、キム・ソヌ、イ・ヨンビン、ジェイクだ。3人で舞台に座った状態でスタンバイし、曲が始まるとポップで爽やかな雰囲気のパフォーマンスを展開。この時点で枠はすでに1人オーバーしていたが投票結果は3人ともインとなった。
これで23人中16人が合格という結果になったが、枠が12人ということはここから4人が脱落することになる。そんな16人に、「入場テストが終了しました。合格者はゲートに乗ってI-LANDに移動してください」との指示が。壁の一面が開いて大きな入り口が現れ、ここで合格者と脱落者がお別れとなる。「お疲れさま」「あとで会おう」「頑張って!」などお互いに声をかけ、早くも訪れた別れを交わす志願者たち。中には涙を見せる志願者の姿も見られた。
そして次の部屋に進んだ16人には、次のステップのミッションが下された。「次のステップは、自主投票で4人の追放者を決めてください。追放投票は2時間後に進められます」。そして2時間のカウントダウンが始まった。
追放投票までに与えられた時間は2時間。果たして志願生たちが直接選んだアイランドで生き残る12人は誰なのか。『I-LAND』#2は、7月3日(金)よる11時~日韓同時・独占無料放送。
▶動画:23人の志願者が早くも16人に!波乱の幕開けとなった次世代K-POPアーティスト誕生を目指す『I-LAND』#1(字幕版)