「ナスD大冒険TV」vol.11が、地上波放送(テレビ朝日系・毎週水曜深夜2時21分~ ※一部地域を除く)に先駆け、ABEMAで先行配信。標高4000メートルを超えた地点で供された山岳料理人の料理の数々に、ナスDが感動する場面があった。
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この番組はテレビ朝日の社員・友寄隆英、通称:破天荒のナスDが世界の僻地に命がけで向かい、知られざる文化、そこに住む人々の暮らしをディレクター目線でレポートする超本気の紀行ドキュメンタリー。今回取材先に選んだのは、ネパール西部にあるアジア最後の秘境とも呼ばれるドルポ。取材班は2018年から足掛け2年に渡りヒマラヤへと出向き、厳しい冬のドルポを含めた密着取材を敢行した。
ドゥネイ村を出発して8日目。標高4100メートルの地点「バカラ・ペディ」でキャンプを張ったナスD一行だが、富士山よりも高いこの場所で山岳料理人が“おもてなしの心”を見せつけた。
「富士山よりも高い場所で、ヒマラヤの料理人は何を出してくるのか」と期待に胸を膨らませていたナスD。出てきた料理は計5品。山岳料理人は「ネパール風餃子モモ」「炒飯」「カリフラワーのバター炒め」「エビせんべい」「マッシュルームスープ」を手際良く作り上げた。
どんな環境でも手抜きなしの豪華メニューを作り出す山岳料理人。食事の前にはなんと温かい蒸しタオルも提供された。標高も4000メートルを越え、気温もだいぶ低い環境となったが、温かいマッシュルームスープを一口飲んだナスDは「標高4000メートル超えて、これが出てきますか。すさまじいですね、これ。おいしい……もうこれだけでもいいです」といたく感動した様子。
その後で「今回のロケは大谷さん(共に旅をする元テレビ朝日のディレクター・大谷映芳氏)はもちろん、シェルパ族の人とか、ポーターの人とか、素晴らしいなって思っちゃいます。僕らができないことをやっているから。人間っていうのはそういうバランスが取れているのかもしれないですね。僕ができることを皆ができないこともあるし」とコメントしていた。
またネパール風餃子モモは、味付けに秘密があった。少し辛めのソースが横に添えられていたが、標高が上がる中で山岳料理人は“体が温まるように”と辛いものを積極的に提供してくれるようになったという。これにナスDは「人間っていうのは素晴らしいですね。大自然の中でちっぽけだなって思う反面、こういう料理が出てくると、やっぱり素晴らしいなと思います」と胸の内を明かしていた。
最後は山岳料理人に「めちゃくちゃおいしいです。こういうのが出てくると思わなかったです。汚い汚い食生活の旅になると思ってたんですよ。良くてインスタントラーメンかなと思っていたんですけど、日本人ビックリするだろうなこれ見たら……」と伝えながら、しれっと2回おかわりをしていたナスDだった。
(ABEMA「ナスD大冒険TV」より)