7月3日、映画『水曜日が消えた』の生中継舞台挨拶が都内で開催され、主演の中村倫也をはじめ、石橋菜津美深川麻衣が登壇した。

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 本作は一人の人間の内側で、曜日ごとに入れ替わって暮らしている“7人の僕”が主人公で、そのうちの最も地味でつまらない、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく世界の物語だ。

 今回の舞台挨拶は無観客で実施され、全国の劇場に生配信された。配信開始まであとわずかというタイミングで、中村が「トイレ行きたい」とジョークを飛ばしてスタッフや取材を笑わせ、和やかな雰囲気で舞台挨拶がスタートした。

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 公開後の反響について、中村は「すごい有難いことに、観てくださった方からの評判が良くて、嬉しい限りですね」としみじみ。周囲で観に行った人はいるかと問われると、親にムビチケをプレゼントしたと話しつつ、「僕、なにぶん友達が少ないもので。暗い話になるので止めます(笑)」と自虐気味に笑った。

 同じ質問に石橋は「姉が10年ぶりに映画を観に行ったと言っていました。観終わってすぐ良かったと電話がかかってきました」とコメント。深川は自分も映画館へ観に行ったと言い、「バレませんでした?」と司会者から聞かれると、「そこは全然大丈夫なんですけど」と答えていた。

 その後、中村と共演した印象を問われ、石橋が「ムードメーカーっていうほど何かしているわけではないんですけど、いるだけでほわっとする感じ。でも現場に入ると締まるような感じで、不思議な方だなって。ご一緒する時間も少なかったので、つかめない感じで終わりました」と語ると、中村は「今日は色々な意味でディスタンスがあると(笑)」と、ソーシャルディスタンスをとっての登壇となった今回の舞台挨拶に重ね合わせ、会場を笑いに包んだ。

 また、深川は「ポッと言った言葉がすごい現場を和ませてくださったり」と現場での中村の様子を振り返り、「優しいお兄さんという感じです」と印象を明かした。

 さらに、司会者から「俳優・中村倫也と接してみていかがですか?」と質問が飛ぶと、石橋は「ただただ流れに乗ってというか、中村さんの出すもので私は引っ張られている感じなので、真似はできないなという感じでした」と返答。すると中村は恐縮しているような表情を見せ、「主演ってあんまり慣れていないポジションなので。こんなにもいろんな人が僕のことを話すんだと思うと、むずがゆくなってきました。ありがとうございます」と照れ臭そうに感謝していた。

 深川からは、中村の遊び心や自由さを称賛するコメントも。「決められた枠組みとかはあるんですけど、その中での発想とか引き出しの出し方がものすごい方だなというのを感じました」と言い、「毎回カメラが回る度にちょっとずつやることや表情が違ったり、休憩時間も吉野監督の似顔絵を描いていたり」と、中村が自由だと感じたエピソードを披露。続けて「私も真似したいと思っても真似できないところもあるんですけど、今回ご一緒できて本当に良かったです」と話した。

 そこで司会者が「だそうです」と中村に話を向けると、中村は「僕を照れさせようとしていますよね?まんまと照れていますけど(笑)」と、はにかんだ笑顔を浮かべていた。

 映画『水曜日が消えた』は全国にて公開中。

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