草なぎ剛主演、内田英治監督オリジナル映画『ミッドナイトスワン』のティザービジュアルと新たなる場面写真が解禁、また、本年9月25日(金)の公開日が解禁となった。
今回、ティザービジュアルで解禁となった写真には、薄暗い楽屋の中で、きらびやかな衣装たちを背景に一人うつむき何かを思う凪沙(草なぎ)の姿。ふさぎがちな瞳の奥に、孤独で儚げながらも彼女の母の様な優しさが見える一枚。
また、同時に解禁となった場面写真は、親鳥が、生まれたばかりの雛に優しく寄り添うかのように凪沙が大切にしていた白鳥の羽飾りを一果に授けるシーンとなっている。
さらに、劇場版公開に先立ち、7月8日(水)に同名小説が発売される。企画、脚本、演出の内田英治監督によって、劇場版だけでは知ることのできない登場人物たちの知られざる物語やバックグラウンドが描かれている。初めて小説を上梓した監督からコメントも到着した。
「映画の公開に先立ち、小説『ミッドナイトスワン』を書かせていただきました。小説の原稿を書くことは脚本執筆とまったく異なり、試行錯誤の連続でしたが、本当に書いてよかったと思っています。とくに映画では描かれていない、凪沙の恋の話や、一果に対する心の声、さらには一果がなぜバレエに夢を抱くようになったのか など、新エピソードを交えております。映画の前でも、後 でも、ぜひ読んでください」
草なぎ剛はじめ、水川あさみ、真飛聖、オーディションによって抜擢された一果役の新人・服部樹咲、凪沙の先輩後輩役に、田口トモロヲ、田中俊介、吉村界人、真田怜臣といった唯一無二の存在感を放つ俳優陣が顔をそろえる同作品。草なぎにとっては「凪沙という役は、僕にとって、自分の人生を踏まえてこそ、いちばん力を発揮できる役かもしれない。」(「文春WOMAN」インタビューより)と語るほど今の草なぎでなければ演じることのできなかった役である。
9月25日(金)、草なぎ剛をはじめとした俳優陣がこれまで見たことのない輝きを放つ。
ストーリー
故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立ち、ひたむきに生きるトランスジェンダー凪沙。ある日、養育費を目当てに、育児放棄にあっていた少女・一果を預かることに。常に片隅に追いやられてきた凪沙と、孤独の中で生きてきた一果。理解しあえるはずもない二人が出会った時、かつてなかった感情が芽生え始める。
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