4月期アニメにおいて、いわゆる“悪役令嬢もの”としてヒットしたのが「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」(以下、はめふら)。主人公が転生したゲームの世界は、ハッピーエンドで国外追放、バッドエンドで殺されてしまうという、破滅フラグしかないもの。原作からの大ファンであるアイドルグループ=LOVE(イコールラブ)の野口衣織は、映像化を楽しみにしていた一人。「アニメでしか見られない『はめふら』が見られて本当にうれしかったです!」と、幸せな日々を振り返った。
▶本編:乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
-アニメ界で、新たな悪役令嬢ものがヒットしました。
野口衣織(以下、野口):「はめふら」は、小説も漫画もすごく好きで。もともと読んでいたんです。自分の妄想でしかできなかった世界観が、やっと映像として繰り広げてくれるんだ、アニメで見られるんだと、すごく楽しみにしていました。回想するシーンもこういう演出になるんだなあとか、アニメでしか見られない「はめふら」の世界が見られて本当にうれしかったです。
-作品を通しての印象をお願いします。
野口:日頃の行いが大事なんだっていう話なんだなと(笑)悪役令嬢も、悪い行いしかしてないから破滅フラグしか立たなくて、最後はあまりいい終わり方ができなかったけど、転生した後はそれじゃいけないと思って行いを変えて、生き方も変えたから、愛されキャラになっている。小説、漫画とはまた伝わり方が違って、実際にしゃべっているからさらに説得力がある気がしたんです。「日頃の行いね、うん…」と、胃が痛くなりました(笑)
-お気に入りポイントを教えてください。
野口:主人公のカタリナの義弟・キースなんですけど、漫画で見ていた時はしっかりした弟というイメージがあったんです。でもアニメになると、めちゃめちゃお姉ちゃんっ子。「大丈夫、義姉さん」「危ないよ、義姉さん」「僕が守るよ、義姉さん」みたいな。あー、いい!こういう弟!そういえば私、弟欲しかったんだ!という記憶が蘇りました。
-きょうだいと言えば、他の組み合わせもありました。
野口:ニコルとソフィアも、よかったですよね。本に吸い込まれる場面で、現実では見られないニコルが見られました。本当はそうしたいのね、みたいな(笑)表向きは謙虚で健気で、「カタリナがおれを許してくれるなら、側にいたい」という紳士なところ、他に望まないところが好きなんですけど、それを見て「頑張ってお兄様…」みたいなソフィアもかわいいんですよ。
きょうだいって、きょうだいにしか出せない関係性、ストーリーがあるじゃないですか。だから特別なんですよ。ソフィアは周りから妬まれてて、でもそんなソフィアをニコルが愛していて。いいきょうだいが2組も見られて満足です!
(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会