食品関連の商社に勤めるサラリーマンが、異世界の転生したところ貧乏貴族の八男(5歳)になっていた、というところから始まる「八男って、それはないでしょう! 」(以下、八男)。4月から3カ月に渡る放送は、好評のまま幕を閉じた。アイドルグループの=LOVE(イコールラブ)で活躍するアニメ好き・野口衣織も、この「八男」をしっかりチェック。主人公ヴェンデリンが、真っすぐにイケメンに成長する姿を存分に楽しんだ様子だ。
▶本編:ヴェンデリンのイケメン成長記!「八男って、それはないでしょう!」
-春アニメの中でも「八男」は注目作として走り切りました。まず見終えて率直な感想をお願いします。
野口衣織(以下、野口)
すごくわかりやすいアニメだなと思いました。設定ってアニメによって違うから、世界観もわからないと思うんですが、そういう人にもすごく優しいアニメだなと。これはこうするとか、何かをするにはこれが足りないとか、「ああ、そうなんだ」と勉強になりました。しかも、後の話にすごく役立つんですよね。
-主人公は5歳からのスタートです。
野口
ヴェンデリンの成長が、5歳児から成人まで描かれていて「いいな!」って(笑)小さい男の子が、美男子に成長していく姿はいいですよ(笑)最後の方では、顔つきまで変わってて!光るようになったんですよね。ヴェンデリンがキラキラしてきて。オーラが出るというか、加工が…!「かっこいい!」「好きになっちゃう!」みたいな。イケメンに育っていくのが見られて楽しかったですね。ヴェンデリン、マイペースなのもいいですよね。変に強くなろうとせず、自分にできることしよっかな、みたいな。健全な感じがいいですね。
ヴェンデリンの立場がチートじゃないですか。そういうキャラって、めっちゃみんなから慕われてたり愛されてたり、っていうイメージがあったんですが、ヴェンデリンの場合は、すごく平等。こんなに魔法が使えるからすごいとか、だから好きじゃなくて、同じ人として、他のキャラクターがヴェンデリンを見ているのが、すごく居心地がよかったです。最終話も、ヴェンデリンの人柄の良さが溢れ出ていて、ほのぼのアニメだなって思いました。
-前世である食品会社勤務というあたりもポイントで出てきました。
ちょこっと心の中で言う独り言がおもしろかったですね。前世が食料品関係の仕事に就いていたこともあって、これ醤油で食べたらおいしかっただろうなとか。いいマイペースさでしたね。
-その他、推しキャラは見つかりましたか。
野口
ローデリヒ、大好き!いい男!最初、こいつは絶対筋肉バカと思ってたんですけど、いざヴェンデリンの側に置いたら、なんでもできる。戦いも会計もまとめも、周りの状況も把握している。それに着ている服も変わったじゃないですか。私はそういうギャップに弱いんです。しゃべり方も心なしか変わって、「いいぞ!いいぞ!」って思ってました。
(C) Y.A/MFブックス/「八男って、それはないでしょう! 」製作委員会