ラッパーのKダブシャインがレギュラー出演する番組「#日本で一番カワイイ女の子をこの番組が、決めちゃうぞTV」が4月15日(金)20:00にAbema TVでスタートする。

この番組はKダブシャインと元・AKB48の倉持明日香が、”バラエティで活躍できる美女”を日本全国津々浦々の中から発掘するというもの。15日に放送される第1回目は、日本の米どころにして、美女の宝庫としても知られる秋田を舞台に、若手芸人やタレントのような芸能人やモデルではない、本当の素人の中から”バラエティで活躍できる美女”を探す。

ちなみにKダブシャインと言えば、過去に働く若い女性を賛美した「マキシマムリスペクト」などメッセージ性の強い楽曲を発表することでも知られている。そんな彼の足跡を5曲で振り返ろう。

■「未確認飛行物体接近中」 / キングギドラ

Kダブシャインと言えばキングギドラの名前を挙げないわけにはいかない。キングギドラとは、Kダブシャイン、Zeebra、DJ OASISの3人によるヒップホップ・グループ。日本語でラップするための方法論を提示した日本のヒップホップ第一世代の代表的存在である。キングギドラは1990年代半ばに登場し、断続的に活動するも2000年代初頭に活動休止。2015年にKGDR名義で再び本格的に活動を再開した。

■「SAVE THE CHILDREN」 / Kダブシャイン

2001年に発表されたKダブシャインの入門編的1曲。児童虐待がテーマとなっており、「もし殴られてそうな子供がいたら / すぐオレに言え」というパンチラインはヒップホップシーンを超えて大きな反響を呼んだ。もちろんそのリリックには、発表から10数年経過した現在でも十分すぎるほどの強度がある。

■「今なら」 / Kダブシャイン

普遍的なメッセージソングと言えば、この「今なら」も外せない。産んでくれた母への愛情をストレートに歌ったこの曲は、シングルマザーに対する彼からのリスペクトソングでもある。

■「凶気の桜」 / Kダブシャイン

窪塚洋介主演の映画「凶気の桜」のテーマソング。Kダブシャインは同作の音楽監督も務めた。ここまで紹介した曲はどちらかと言えば温かい印象のものが多いが、この「凶気の桜」は一転して非常に過激で政治的な内容。映画の内容が色濃く反映されていることもあるが、思想的な部分でのKダブシャインの代表曲とも言える。

■物騒な発想(まだ斬る!!) feat. DELI / Kダブシャイン+宇多丸

スペースシャワーTVの人気コーナー「第三会議室」でもおなじみのRHYMESTER宇多丸とのコラボで発表した曲。同コーナーの内容のエッジの部分を楽曲化したような内容で、彼らの目に映った日本の有様が赤裸々に歌われている。

TV番組などで見せる姿はお茶目だが、楽曲ではモラリストであり、思想家でもあるKダブシャイン。そんなさまざまな一面を持つ彼がMCを務める「日本で一番カワイイ女の子をこの番組が、決めちゃうぞTV」をお見逃しなく。

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