東京の新宿シアターモリエールで上演された舞台で、新型コロナウイルスのクラスターが発生。同じ会場でライブを開催する予定だったマセキ芸能社が13日、ライブの中止を発表した。
中止となったのは、今月20日に予定されていた「Maseki Geinin Collection 2020夏」で、ナイツや三四郎、かが屋など人気コンビの出演が予定されていた。
会場に予定していた新宿シアターモリエールでは、先月末から今月5日まで舞台を上演。主演を務めた俳優の山本裕典をはじめ、こんどうようぢや、映画評論家の有村昆などキャスト、観客を含め37人に新型コロナウイルスの陽性反応があり、およそ800人が濃厚接触者と指定された。
舞台でのクラスター発生を受け、マセキ芸能社は公式サイトで「劇場では、以降7月20日までその他の公演がないため、場内の換気・消毒など万全の対策をとって頂く予定ではあるのですがお客様、出演者、スタッフの安全面を考慮した上で中止の判断をさせて頂きました」と説明している。
芸能界は椅子取りゲームと云われますが椅子に座りたくない人も結構いると感じる。ドシっと座るより、舞台に立っていたいんだよ。がこの状況は本当に大変。事務所のライブも中止になり、いよいよ人事ではない。言葉だけでは限界がある。舞台で自分を表現する武器を奪われたら、これほどまで弱いのか。
— ナイツ塙 (@hanawa_nobuyuki) July 13, 2020
出演予定だったお笑いコンビ・ナイツの塙宣之は同日、自身のTwitterを更新。「芸能界は椅子取りゲームと云われますが椅子に座りたくない人も結構いると感じる。ドシっと座るより、舞台に立っていたいんだよ」と、劇場にかける自身の思いをつづるとともに、「この状況は本当に大変。事務所のライブも中止になり、いよいよ人事ではない。言葉だけでは限界がある。舞台で自分を表現する武器を奪われたら、これほどまで弱いのか」と今の心境を明かしている。
(ABEMA/『ABEMA NEWS』より)