都内で新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、小泉進次郎環境大臣は22日、新宿御苑で女優の柴咲コウらとトークセッションを行い、国立公園の意外な「活用法」を呼びかけました。
緑に囲まれた広大な敷地で、2018年から環境省の「環境特別広報大使」を務める柴咲らとトークセッションを行った小泉環境大臣。国民が憩いの場として利用する国立公園について、このご時世ならではの活用法を呼びかけた。
「実は国立公園って働くこともできるし、泊まることもできる。そういう新しい価値観、選択肢を作りたいということで、いま環境省は“ワーケーション”も後押ししている。この新宿御苑も26日まで、テントの中でリモートワークができる環境を作ってある」
小泉大臣はオフィスなど「密な環境」に抵抗がある人たちなどに対し、国立公園でのリモートワークを呼びかけた。新宿御苑では実際に22日から、この取り組みが始まっていて、テントの中には机と椅子はもちろん、電源とWifiまで完備。予約もせず、誰でも簡単に新宿御苑でリモートワークができる。
幼い頃から自然環境に興味を持っていたという柴咲は、国立公園の魅力について次のように話した。
「日本全体で見てもこれだけ素晴らしい豊かな場所があることを再認識して、多様性だったりウイルスの問題などいろいろ社会は抱えがちですけど、ソリューションみたいなものは自然から学ぶ事ができるんじゃないかなと。学ばされてるわけではないのに、体が勝手に感じるっていうのがあると思うんですよね。それを取り戻すというのも、今は必要な時期じゃないかなと思っています」
新宿御苑の関係者によると、近隣企業から新宿御苑に来て芝生の上などでリモートワークをする人はすでにいたものの、パソコンの充電をするために会社に戻らなければならないという話を聞き、環境を整えたかったという。今回の実施期間は26日までだが、アンケートの反応次第では今後も定期的に実施するかもしれないということだ。
(ABEMA/『ABEMA Morning』より)