『ラストアイドル ~ラスアイ、よろしく!~』(テレビ朝日系・水曜深夜1時56分~ ※一部地域を除く)の中で、ラストアイドルが挑む新たなる壁「殺陣(たて)」プロジェクトが始動。完全実力主義の世界で早くもメンバーに対し、指導を行う田渕景也氏から明暗分かれる評価が下された。
【映像】ラストアイドルが過酷な殺陣特訓…クラス分けのテスト結果にメンバーは?(11分ごろ~)
11月4日にリリースする新曲(タイトル未定)の中で、殺陣パフォーマンスが取り入れられることが発表されたラストアイドル。早速メンバーたちは田渕氏が所属するスタントチーム「Gocoo」の稽古場を訪れ、ソーシャルディスタンスを考慮しながら、初練習を行った。
基本の素振りが終わると、本格的な「刀の打ち込み」が行われることに。田渕氏は「この練習こそが今後立ち回りをやっていく上ですごい大事。目の前にいる相手の頭を目掛けて打ち込んで、寸前でピタッと止める。この練習をします。これができれば殺陣ができる。この間合いが今後ベースになってくる」とメンバーに対し伝えた。
刀の打ち込みはすべてのアクションの基本となる最も重要な動作で、これさえできればどんな動きにも応用することができる。その反面、マスターしなければ危険な事故に繋がる可能性もある。
まず、この打ち込みで高評価をもらったのは安田愛里。実践して見せると田渕氏から「後ろ足から肩のラインまで一直線でかっこいいよ」とコメントされていた。実際に生身のコーチ相手に実践してみても、気迫みなぎる本気の表情を見せ存在感を放っていた。安田もこの殺陣プロジェクトには並々ならぬ思いがあるようで「私は普段からパフォーマンスとかあまり得意じゃないから、その表情をもっと豊かにして、この殺陣に活かしていけたら」と意気込んでいた。
続けて、高い評価を受けたのはラストアイドルの絶対的センター・阿部菜々実。打ち込む姿を見て、田渕氏は「いい振りだねー! ちょっと安定感はないけどいいよ」と声をかける。足さばきの練習でも「相手を威嚇する目力がある」と高く評価。高い身体能力を見せつけた。
一方で壁にぶち当たったのは畑美紗起と篠原望だ。腕の力が弱く木刀をコントロールできていないと指摘されてしまった。しかし、篠原は指導を受け「基礎がないので、キチンと体力作りをしないといけないなと思いました」としっかり前を見据える。
また予想に反し、苦戦を強いられたのはメンバー唯一の殺陣経験者である岡村茉奈だ。下手に経験していたことで「変な癖が残っている」と田渕氏は指摘する。
稽古中には思わぬ収穫もあった。教わらずに走っての打ち込みを習得した小澤愛実、そして町田穂花の存在感だ。特に町田の鬼気迫る表情を見て田渕氏は「かっこいいね」「なんか人を殺したことがあるような冷たい怖さがすごくある」と絶賛していた。
1回目の練習を終え田渕氏は「次の練習までにしっかり家で素振りをしてきた子は絶対に変わる」と話していたが、2回目の練習ではいきなりの試練“クラス分けテスト”が行われることに。早くも訪れる運命の分かれ道……メンバーはもう立ち止まってなどいられない。
(「ラスアイ、よろしく!」#42 より)
(C)ラストアイドル製作委員会