売れ残りペットを引き取る“悪徳引き取り屋”の存在 その悪質な手口とは?
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 8日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、売れ残ったペットを引き取ることを商売にする“悪徳引き取り屋”の悪質な手口が解説された。

▶映像:ペットの“悪徳引き取り屋”、施設の実際の様子(56分~)

 番組では「可愛い動画から殺処分問題まで! 激論! 朝まで“猫”テレビ」と題して、ジャーナリストで動物保護活動をしている山路徹氏と、保護猫を預かる活動をしているSILENT SIREN・ひなんちゅをゲストに招き、ペットに関するさまざまな問題を紹介し、トークを繰り広げた。

売れ残りペットを引き取る“悪徳引き取り屋”の存在 その悪質な手口とは?
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 番組では、ペットショップなどで売れ残ってしまったペットを引き取る「引き取り屋」というビジネスがあると紹介。中には「一生面倒見ます」と対価を受けて引き取りながらも、狭いゲージに閉じ込めてほとんど世話をせずに死なせてしまうといった行為を行っている「悪徳引き取り屋」があるそう。

 今までは売れ残ったペットは保健所に送られていたが、動物愛護法の改正によってそれが難しくなったとのこと。これにより、ペットショップはこうした業者に売れ残りのペットを引き渡すケースが増えているという。殺処分の実態が解決されているわけではない実情に、山路氏は「本当にこの問題はまだまだ、根が深い」と解説をした。

売れ残りペットを引き取る“悪徳引き取り屋”の存在 その悪質な手口とは?
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 番組では引き取り屋の実態として、実際に業者の施設を訪れた様子の映像を紹介。衛生管理がされていない建物の中では、脱毛したり目が見えなくなった様子の猫や犬たちの姿が。中には、すでに息絶えているように見える動物の姿もあった。

 山路氏によると、この施設には100を超える動物が引き取られており、世話をするスタッフは1~2人程度で、ほとんど手が回っていない状況だったという。山路氏は「こういう現実を受け止めてほしい、知ってほしい」と訴えかけていた。

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