次世代K-POPアーティスト誕生の過程を描く観察型リアリティー番組『I-LAND』#7が8月7日(金)ABEMAにて放送された。この日はパート2に入る前の特別編として、これまでの振り返り、そしてパート2の予告が一部解禁された。
『I-LAND』は、CJ ENMのコンテンツ制作能力と、BTSやTOMORROW X TOGETHERを生み出したアーティストプロデュース力を持つBig Hit Entertainmentが、次世代K-POPアーティストの発掘と育成のために2019年3月に設立した合弁会社BELIFT LAB(ビリーフラボ)の最初のプロジェクト。舞台となるのは外部から遮断されたハイテクシステム搭載の巨大な建物「I-LAND」で、理想のアイドルを誕生させるために3年間の企画と製作期間が投じられた。「トレーニングから生活、そしてステージ」をも可能とするこの建物の中で、世界各国から集まった志願者たちが、生き残りをかけた真剣勝負を繰り広げていく。パート1では、サバイバルの行方を別部屋から見守るプロデューサーを歌手のRAIN、ZICO、パン・シヒョクの3人が、ストーリーテラーを俳優のナムグン・ミンが務めてきた。
▶映像:PART2はBTSが登場!志願者に課題を与えるミッション『I-LAND』PART1を振り返り
前回のテストでI-LANDからパート2に進む6人(イ・ヒスン、パク・ソンフン、ケイ、ジェイク、ジェイ、ヤン・ジョンウォン)が決定。そして残るキム・ソヌ、ダニエル、ハンビン、チョ・ギョンミン、イ・ゴヌ、ピョン・ウィジュ、タキ、チュ・ジミン、チョン・ジェボム、ニコラス、キム・テヨン、チェ・ジェホ、チェ・セオン、イ・ヨンビン、ニキ、ノ・ソンチョルの16人がグラウンド組となり、ここから6人が昇格することになる。グラウンダーのパフォーマンスはすでに前回の放送で行われており、グローバル視聴者の投票によって6人の昇格者が決まる。その結果は次週発表され、グラウンドからI-LANDへの昇格者、つまりパート2へ進めるメンバーが明らかになる。(※キム・ユンウォンは健康上の理由により前回でリタイアを発表)
特別番組の形式で放送したこの日は、スタジオにZE:Aのグァンヒ、Apinkのナムジュ、MOMOLANDのジュイが登場。そしてゲストにこれまで志願者の成長を間近でみてきた審査員メンバーのトゥブ(パフォーマンスディレクター)とキム・ソンウン(ボーカルトレーナー)を迎え、これまで行われた4回のテストの様子や、志願者たちの成長を振り返った。
PART1を振り返り、スタジオゲストは「ドラマを見ているみたい」
『I-LAND』初日では、23人の志願者が建物に到着するとすぐ入場テストが行われた。ソロかグループでそれぞれ皆の前でパフォーマンスを行い、過半数の同意を得た人だけがI-LANDに入場できるが、I-LANDの定員は12人と決まっており、入場者がこれより多かったり少なかった場合は新たなテストが適用。グループでパフォーマンスをしても審査は個人個人に行われるなど最初からメンタル的にきついテストとなった。
結果的にこの第一のテストを通過しI-LANDに入場できたのは16人となったが、定員の12人にするために、4名の追放者を自分たちの手で決めるという過酷なミッションが課された。自分たちで追放者を選ばなければいけないこのシステムには、「本当に難しい」「残酷」とスタジオからも同情の声が上がっていた。
I-LANDの12人が決まったところで最初のテストが発表。課題曲はオリジナルのシグナルソングで、これはパンプロデューサーが「出会いをテーマに、冒険に出かける感じ」をイメージして自ら手掛け、放送時も大きな反響を呼んだ。アイランダーは自分たちでパートを決め、練習し、パフォーマンスを行うが、結果は個人点の平均がチームの点数となり、その点数に応じてI-LANDからの降格人数が決まるという連帯責任制のため、全員が高い点数を取らないと、より多くの人間がグラウンドに降格されることになる。そして誰を降格するかを選ぶのは自分たちだ。
このテストでは、パート決めで一度ヒスンに決まったセンターが、他メンバーから不満が出て途中でニキに変わるという波乱もあった。この時の様子にスタジオからは「プライドが傷つく」「僕だったらセンターをやりたくない。本当に大変なポジション」との声も。結果的にチームは59点しか取れず、6人が降格することに。この時のテスト審査では、審査員からかなり厳しい評価コメントが出ていたが、「厳しいけど真実」とスタジオの3人も大きく頷いていた。
ちなみにパフォーマンスディレクターのトゥブは、短い時間の中でどれだけ振り付けを熟知し、覚え、12人でチームワークを作れるかをみたそうだ。またセンターだけでなく各パートで自分のパートのジェスチャーや視線、表情をどれだけうまく解釈するかもチェックしたという。「パートごとにやはり雰囲気を変えていくべきですから、強くやれば良いってものじゃない。強弱が必要」とポイントを語っていた。
6人を入れ替え、次はチームワークのテストが行われた。課題曲はBTSの「FIRE」で、今回は皆の推薦でヒスンがセンターに。しかし練習の途中経過を視察にきたプロデューサー陣から「本当に最悪」「最悪の最悪」と酷評されるアイランダーたち。当時の映像を見ながらスタジオからも「この時のプロデューサー陣の顔が本当に怖い……」と声が上がる程だった。グラウンダーもRAINから酷評されていたが、この時RAINの隣にいたトゥブは「僕が怒られてる感じがした。実際見ればわかると思いますけど、(RAINは)オーラがすごい。エネルギーがすごい」とRAINのカリスマ性、真剣度について言及。そしてこの時の酷評の理由については、「完璧じゃなくてもいいから努力する姿を僕たちは見たかった。いちかバチカやってみる、それが見たかったけどそうではなかった」と振り返っていた。一方ボーカルトレーナーのキムはこの時のテストについて「ボーカル面で特に注目される曲ではなかったが、その曲の雰囲気に合わせて声のトーンも変えないといけない。普段美しい声の子も多いが、あのステージでは強烈な声を出していた。なのでその歌にあう変化を見せていたと思う」と振り返っていた。
アイランダーとグラウンダー共、この酷評をバネに本番は見事な舞台を見せたが、アイランダーたちのパフォーマンスが78点だったため、4人が降格する結果に。審査員から選ばれたグラウンダーの4人と入れ替わり、次のテストが発表された。
次のテストはI-LAND、グラウンドから精鋭5人を選び、ボーカルとダンスのガチ対決に。各ステージの点数の合計で勝敗が決まる。誰を選ぶかを決めるのはチームメンバーたちで、グラウンダーが勝てばアイランダーから6人が降格、アイランダーが勝てば降格者はゼロ。このルールに「天才的ルール」「誰を選ぶかが最も大事」「これまでいろんな番組を見てきたけど、こんな代表の決め方は初めて」「制作サイドはどうやってこんなアイデアを思いついたのか」とスタジオ陣からもため息が漏れた。結果はI-LANDチームが勝利し、降格者ゼロのまま次のテストになった。
そして、PART1最後のテストが行われた。このテストで“最後の12人”が決定し、この12人がグローバルデビューに必要な“パート2”に進出することが発表された。ルールとしては、現在のI-LANDにいる12人から6人が降格(アイランダーの投票によって3人、プロデューサーの投票によって3人が決まる)。さらに、降格された6人とグラウンダーの中からグローバル視聴者の投票によって、6人だけがI-LANDに昇格。最終的にI-LANDに残った12人が“パート2”に進むことができるというものだ。前回の放送ですでにパート2に進める6人は確定したが、グラウンドから昇格する6人は次回放送で明らかになる。
ここまでの過程を駆け足で振り返ったスタジオ陣からは「胸が締め付けられるよう」「ドラマを見ているみたい」「喜怒哀楽が全て込められている」とのコメントが。また審査員チームのトゥブは「今改めて見ても手に汗を握る。皆さんも改めてこれまでのテストの動画を見て欲しい。そうすれば彼らがどれだけ練習し成長しているかが肌で感じられると思う」と思いを語っていた。
PART 2からはあのBTSが登場!
次週以降のPART2では、ステージの比重が多くなり、練習生のパフォーマンスがこれまで以上に見られる作りになっているという。またグローバル視聴者の役割も大きくなり、参加が拡大される。そしてPART 2からはあのBTSが登場! PART 2に進む志願者は、BTSから課題を与えられることになるという。
次回、グラウンドからパート2に進む6人は一体誰になるのか? BTSも登場することでさらに盛り上がりを見せること間違いなしの『I-LAND』PART2#1は、8月14日(金)よる11時~日韓同時・独占無料放送。