8月14日、ABEMAにて「シーズンZERO最終回!ラスボス登場なるか/ハイスクールダンジョン Rec2-7」が配信された。
ついに最終回を迎えたシーズンZERO。「ハイスクールダンジョン」とは、ダンジョンの砦を守る5人のハイスクールモンスターと挑戦者がフリースタイルでラップバトルを行い、お互いのスキルを1on1で競い合うといういうもの。3ラウンド勝負・2ラウンド先取で勝利となるが、ジャッジは5人の審査員の票による多数決方式。判定が審査員満場一致になると「クリティカルヒット」となり、その時点で勝利が確定する。
▶映像:初の4th BATTLE進出者RAGA vs 無敵のモンスターS-kaine「ハイスクールダンジョン Rec2-7」
今回チャレンジャーとして登場したのは快進撃を続けている高知県出身、高校3年生のRAGA。1stBATTLEではMCリトル、2ndバトルではベル、3rdバトルでは龍鬼を撃破した。「第16回高校生RAP選手権」をはじめ、「UMB 2019」高知予選で優勝するなど実力派MCとして知られている。そんなRAGAは自身のバトルスタイルについて「小学6年生の時、レゲエを聴き始めてレゲエフロウもビートによっては入れつつ、バイブスで熱くいく感じ」と説明。それから「色々な上の人とやってきたんですけど、同世代なら負ける気はしないですね」と強気の発言を繰り出していた。
そんなRAGAはハイスクールモンスターラスボスのFuma no KTRを名指しして、「1回、高校生RAP選手権で負けている。ラスボスにリベンジかまして完璧に終わりたいと思います」と意気込みを見せる。当然4thバトルの相手となるモンスター・S-kaineも下し、そのままFuma no KTRも破って初の完全制覇を成し遂げるつもりだ。
ついに始まったRAGAとS-kaineのバトル。Round1はスローテンポなサウンドに乗せながら、クールに攻撃を仕掛けるS-kaine。それに対して、RAGAはほとばしるバイブスで熱くリリックを繰り出していった。
判定は4対1でモンスター・S-kaineの勝利。審査員の崇勲は「2人ともすごいっすね…。S-kaineくんもRAGAくんも一瞬でキーを探り当てる能力がすごい」と評価しつつ、「S-kaineくんの言葉の連想の仕方なんですけど、『ラガマフィン』『エッグマフィン』『朝食』って俺が踏むと違うと思うけど、S-kaineくんが踏むことで『渋い』ってなってると思う。つまり、“誰が何を言うか”は肝心なこと」と勝利の決め手となった理由を明かしていた。
続いてのバトルではRAGAが得意なレゲエスタイルを炸裂させる。一方のS-kaineも熱量高めにリリックを放ち、白熱の展開となったが、判定は3対2でチャレンジャー・RAGAが勝利。これで勝負は1対1のイーブンとなった。いよいよ勝敗が決まるRound3もハイレベルなバトルが繰り広げられたが、判定の結果S-kaineが勝利。審査員のSAMは「入りからS-kaineくんのワードセンスがすごいかっこよくて渋くて、RAGAくんの熱量にS-kaineくんのクールさが勝った」と評価していた。
バトル終了後に、Fuma no KTRは「RAGA、まじでかっこよかった。モンスターの皆が調子いい中で勝ってきたから正直、ラスボスまでくるんじゃないかなと思っていました(笑)。戦いたかったです」とコメント。これを受けRAGAも「ラスボスも暇してたと思うんで正直戦いたかった」と悔しがりつつ、「これも今後の活動に活かしていきたいと思います」と前を見据えていた。
勝利したS-kaineは「今日までのハイスクールダンジョンの中で、1番ソウル的に熱いやつだったので、俺も熱さで返しました」とバトルを振り返ると、最後にメインMC&オーガナイザーのZeebraが「次世代がスゴいということが俺たちベテランチームにとってなによりもうれしいこと。感動しました」と締めくくった。
またこの収録をもってベル、龍鬼、S-kaine、そしてFuma no KTRの4名がハイスクールモンスターを卒業することとなった。ハイスクールモンスターとして残るのはMCリトルのみとなったが、これを受け番組では2代目ハイスクールモンスターを決めるべく、「2代目ハイスクールモンスター決定戦」が開催されることに。詳細は近日明かされる。