お笑いタレントの狩野英孝が、名司会者である上沼恵美子との知られざる師弟エピソードを激白。厳しさの裏側にある優しさ、肌で感じたトーク力のすごさを力説した。
“笑顔の裏の真意”というトークテーマで話を振られた狩野は「上沼恵美子さんがすごい」と切り出すと「上沼さんに可愛がっていただいて大阪によく呼んでいただく。呼んでいただく前に、スキャンダルなどがあったりすると、上沼さんに怒られてしまうと大阪に行くのが嫌になる」と本音を明かすと、あるスキャンダルの後で渋々大阪へ行き、重い気持ちで上沼の楽屋を訪ねた時の出来事を話し始めた。
狩野を迎えた上沼は予想に反して「英孝ちゃん、今日はありがとうね。大丈夫、大丈夫、よろしくね」と満面の笑み。そんな上沼の反応にホッと胸をなでおろした狩野は、収録を楽しむことに専念しようと開き直ったという。しかし、そんな狩野の安堵も本番が始めると一変する。
「アンタ、いい加減にせえや」
楽屋とはまるで別人格の上沼が、迫力十分で狩野に詰め寄ってきたという。「もうギャップが…」と当時の様子を説明した狩野は「安心したところに怒られるから、心からグチャグチャにされて…どうやって東京に帰ったか覚えていないくらい」と続けた。
そのときはボロボロに打ちのめされた狩野だったが、放送終了後、周囲の反応はそれとはまったく異なるものだったという。
「上沼さんが怒ってくれたのは愛やで」「上沼さんがあそこまで言うなら、俺は言うことあらへん」などなど、そんな声を聞くうちに狩野本人も「僕のことを思ってちゃんと説教してくれたのだ」と思い直し、改めて上沼の優しさと存在の大きさに感謝したという。千原ジュニアが「それもわかって、そうした方が番組が面白くなる」と補足すると、狩野は「はい」と頷いた。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)
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