15日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、俳優の宝田明が第二次世界大戦終戦の瞬間について語った。
この日は「8/15終戦記念日 特別企画 宝田明(86)壮絶戦闘体験」と題して、俳優の宝田をゲストに招き、戦争時代のエピソードを聞いた。
当時満州で暮らしていた宝田は、8月6日にラジオから「広島にカガク爆弾が落ちました」という一報を聴いたという。音声のみの情報のため「サイエンスの科学なのか、バケガクの化学なのか」はわからなかったが、十何万人の死者が出たことを知り「大変な爆弾が落ちた」と思ったそう。
▶映像:戦争体験者の俳優・宝田明が語る、第二次世界大戦終戦の瞬間(21分頃~)
8月9日には「長崎にも爆弾が落ちました」というニュースが入り、その日の夜には満州で、日ソ中立条約を破ったソ連軍による空襲が行われたという。
8月15日の数日前からは「海外在留邦人の皆様、きたる8月15日には大事な放送がありますからラジオの前にお集まりください」という呼びかけがあり、宝田たちは不思議に思いながらも、8月15日の正午に玉音放送を聴いたという。
初めて天皇陛下の声を聴くため、両親たちは襟を正して宝田少年も「気をつけ」をして耳を傾けると、ポツダム宣言を受け入れて無条件降伏をする旨が告げられたという。これを聞いた宝田たちは絶句。
宝田は当時、日本優勢のニュースばかりを聴いていたため、日本が負けるとは思ってもいなかったことから「お父さん戦争負けてないでしょ、これ嘘でしょう?」と問いかけたが、父は「そうか、終わったな」とつぶやいたと振り返っていた。
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