アダルトグッズ業界でトップシェアを誇る製造販売メーカー・株式会社TENGA。8月17日に放送されたABEMA「給与明細」では、同社に所属する女性営業社員の佐々木みのりさんに密着した。
「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」をコンセプトに掲げたTENGA社は、これまで210種類以上の商品を生み出し、累計出荷数8900万個以上にものぼる業界トップの製造販売メーカーだ。男性向けアダルトグッズが有名だが、女性向けのプロダクトも発売しており、社員数124名のうち約4割を女性が占めている。そのうちの一人である佐々木みのりさんは、神戸大学卒業後に新卒で入社し、今年で3年目を迎える営業社員。現在は新型コロナウイルスの影響により外回りの営業が減り、オフィス内で商談の準備や新商品の案内を電話で行う仕事などをメインに行っているという。
男性向け商品の売り込みの仕方について聞かれた佐々木さんは「自分が実際に使えないものなので、使用感を言葉で伝えるのが難しい部分もあります」と本音を吐露。そのため新商品を売り込む際にはプロモーション動画を活用するそうで、「商品を使った時の動きをイメージしやすいので、動画を見ていただくと気持ち良さそうだなというのが伝わると思うんです。動画を見せながら、男性社員から聞いた意見をお話しして想像してもらえるようにしています」と工夫していることを明かした。
また、休日に都内の書店へと足を運んだ佐々木さんは、真っ先にフェミニズムとジェンダーのコーナーへ。その後、TENGA社に就職した理由について聞かれると、「小学校1年生の時に『何か習い事をしなさい』と親に言われたんですね。自分がやりたいと思ったのは少林寺拳法だったんですよ。それを親に言ったら『少林寺拳法なんて女の子がやっても何の役にも立たないからピアノをやりなさい』って言われて」と、子供のころに疑問を感じたジェンダーの問題を告白。「男らしさとか女らしさじゃなくて、みんなが自分らしく生きられる社会にしたい。この会社だったら何か変えられるような仕事ができるんじゃないかなって思ったんです」と、TENGA社の企業理念に感銘を受けて就職を決めたことを打ち明けた。
(ABEMA/給与明細より)
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