
「事故物件」…それは殺人・自殺・火災による死亡事故等があった“いわくつき”の部屋。そんな事故物件に住み続けている1人の芸人がいる。彼の名は松原タニシ。<事故物件住みます芸人>として活動するタニシ氏の実体験による著書で、「恐すぎて部屋に入れない」読者が続出したベストセラーノンフィクション「事故物件怪談 恐い間取り」が映画化。映画『事故物件 恐い間取り』が、8月28日(金)より全国公開される。
本作を手掛けるのは数々のホラーヒット作を世に生み出し、ジャパニーズホラーを確立させハリウッドでもその名を轟かせた中田秀夫監督。厳しい暑さの続くこの夏に、そんな中田監督が手掛ける最恐映画を見てひんやり背筋も凍る恐怖体験はいかがだろうか。今回は『事故物件 恐い間取り』を含め、夏におすすめの中田監督の最恐ホラー映画を紹介する。
『リング』(98)、『リング2』(99)、ハリウッド版『ザ・リング 2』(05)
‷見た者は1週間後に呪い殺される‴という「呪いのビデオ」の恐怖を描いた鈴木光司のホラー小説を、中田秀夫監督が映画化した『リング』。当時誰もが日常生活の中で使うビデオテープを介して、呪いが拡散されていくという衝撃的な設定は、観た者の「自分の元にも…」という恐怖を掻き立て、大ヒットを記録、社会現象を巻き起こし、のちに続くJホラーブームの火付け役となった。また『リング』と同時上映された『らせん』に続き、1999年には続編『リング2』が公開、2005年には中田監督の手掛けるシリーズハリウッド版『ザ・リング 2』が公開され、日本ホラー映画の金字塔を打ち立てた。
『貞子』(2019)
伝説の『リング』から20年ー。恐怖の【原点】を描く!
病院で心理カウンセラーとして働く茉優(池田エライザ)は、警察によって保護されたひとりの少女を担当する。一切の記憶をなくし、自分の名前すら言えない少女と向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始めるー。一方、WEBマーケティング会社に勤める祐介(塚本高史)の薦めで動画クリエーターとなった、茉優の弟・和真(清水尋也)は再生回数の獲得に焦るあまり、心霊動画を撮ろうと、死者5人を出したある団地の火事跡に忍び込むが…
『事故物件 恐い間取り』(8月28日全国公開)
売れない芸人が、「事故物件」に住んでみた―
芸人の山野ヤマメ(亀梨和也)は、中井大佐(瀬戸康史)とお笑いコンビ<ジョナサンズ>を組んでいたが、全く売れず、結成から10年目となり、これ以上続けても無理だと感じた中井から、コンビを解散し放送作家になると告げられる。
突然ピン芸人となり途方にくれるヤマメは、番組プロデューサーの松尾雄二(木下ほうか)からTV番組への出演を条件に「事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた物件で暮らすことに。そこは一見普通の部屋だったが、初日の夜、撮影した映像には白い“何か”が映っていたり、音声が乱れたり、様々な怪奇現象が。OAした番組は盛り上がり、ネタ欲しさにさらなる怪奇現象を求めるヤマメは、不動産屋の横水純子(江口のりこ)に新たな事故物件の紹介を依頼。その後も様々な怪奇現象に遭遇し、ヤマメは“事故物件住みます芸人”としてブレイクしていく。
一方、<ジョナサンズ>のファンで、メイクアシスタントの小坂梓(奈緒)は、人気が出るほど危険な状況に陥っていくヤマメを密かに心配する。だがレギュラー番組も決定したヤマメは、次なる事故物件を求めて再び不動産屋・横水の元を訪れる。
そしてある事故物件で、ヤマメの想像を絶する恐怖が待っていた―
(C)2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会




