安倍総理辞任の一報を受け、自民党の石破茂元幹事長は「正直言って、驚きました。この世界に長くいるんでね、いつが何が起こっても不思議じゃないというのはよくよくわかっているが、それでも今日のお昼過ぎまでは体調の回復に万全を尽くしながら国政に邁進するということではないかな、そしてコロナ対策について今の考えをおっしゃるんではないかな、という予測が一般的だったので、何が起こるかわからないが、それでも驚きましたね」とコメント。
記者から、安倍総理とはライバル関係にあるが、と問われると、「本当にご苦労さまでした、ということではないだろうか。同じ自民党なので180度考え方が違うことがあるはずがない。それは憲法の改正であり、経済の回復であり、そしてまた安全保障環境の改善であり、方法論は違っていても、目指す方向は一緒だったので。総理が長い間、本当に全身全霊で国政にあたってこられたことは幹事長2年、閣僚2年と、近くもで見てきたので、一国の総理大臣として、自由民主党の総裁として、ご苦労さまでした、ありがとうございました、ということに尽きる」
自民党総裁選については「20人推してくれなきゃ、そもそも出られない。そしてこういう事態を受けて、党員の方々、国民の方々がどうお考えになるか。それにお応えするのが責務であれば、自分の都合は言ってられない。まずこういう突発的な事態を受けて党員や国民がどのように考えておられるか、それと乖離するようなことがあってはならない」と述べるにとどめた。(ANNニュース)