“整形大国”と言われる韓国。美容整形のメッカとして知られるソウルの江南（カンナム）にちなんだタイトルの『私のIDはカンナム美人』は、女性たちが抱える悩みがテーマのウェブマンガを原作にしたロマンティック・コメディだ。幼い頃から容姿にコンプレックスを持ってきた女性が、長年、夢見ていた整形手術を受けた後、大学に入学。周囲の人々から今まで感じたことのない視線を受けながら新しい生活を始めるが、同級生の中に過去の自分を知っている人物と再会する。
父に黙って整形手術を受け、別人のような姿で大学生活を始めたミレ（イム・スヒャン）。新入生と在校生が交流するオリエンテーションに参加した彼女はそこで中学の同級生だったギョンソク（チャ・ウヌ）を発見。自分の過去がバレてしまうのではと心配するが、彼は彼女に何も言わず、酒に酔って絡んできた先輩から守ってくれるのだった。一方、“自然派”の美人で、すぐに学科の人気者となったスア（チョ・ウリ）は、ギョンソクがさりげなく気遣うミレの過去が気になりだし……。
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「就職に有利だから」「結婚、恋愛のため」「自分自身に自信を持つため」などなど、様々な理由で整形手術をする人々。韓国に旅行したことのある人であれば、地下鉄の駅の壁にある大きな広告を見たことを思い出すかもしれない。このドラマの主人公であるミレは、自分だけでなく、他人のルックスにも敏感で、地下鉄の中に乗り合わせた人々の「顔の完成度」をチェックし、点数をつけている。そんな完璧な顔を持つギョンソクと出会い、少しずつ変化していく。
ギョンソクを演じているのは、その美しさから「顔の天才」というニックネームで知られるボーイズグループASTROのチャ・ウヌ。それまでも『最高の一発～時空を超えて～』などのドラマに出演してきた経験はあるが、このドラマのオーディションに臨んで初めて主役の座をつかんだ。容姿に恵まれ頭脳明晰のギョンソクだが、実は幼い頃に両親が離婚し、「母に捨てられた」という心の傷を持っている。そのため、いつも無愛想で他人に対して冷たいそぶりを見せるが、ヒロインのミレのことだけは、常に見守り、ピンチになれば助けに駆けつけるというギャップが魅力的だ。キャラクターとぴったりシンクロしたチャ・ウヌは「2018 KOREA DRAMA AWARDS」で新人賞と韓流スター賞にも選ばれている。
ギョンソクと距離を縮めながらコンプレックスを克服していくミレに扮しているのは、『優雅な一族』のイム・スヒャン。ミレは「見た目」にこだわる一方で、「見えない」美しさを表現できる香りにひかれ、調香師になることを夢見て化学科に進んだという人物。香水会社代表を務める女性ヘソンに憧れてきたが、実は彼女はギョンソクの母だったということが明らかになっていく。そのほか、後輩たちから尊敬されている優しい大学院生ウヨンを『雲が描いた月明かり』のクァク・ドンヨンが演じている。
『私のIDはカンナム美人』はABEMA【韓流・華流チャンネル】にて9月9日(水)よる10時より放送。
