9月4日、映画『事故物件 恐い間取り』がの大ヒットを受け、原作者・松原タニシが凱旋!怪談トークショー付上映がなんばパークスシネマにて行われ、タニシと松竹芸能の先輩・森脇健児が登壇した。

映画の上映終了後、まだ恐怖が渦巻く場内でまず写し出されたのは、主演・亀梨和也からの会場限定スペシャルコメント……のはずだったが、なぜか映像が映らないトラブルが!リハーサルでは問題なく上映できた映像が、突如として映らなくなり、亀梨の声だけが響き渡る機材トラブルに、まさか、これも怪現象か……と場内は騒然!冒頭から不穏な幕開けとなった。
その後上映された映像で亀梨は、来場者に対して「自分もその場に行きたかった。撮影してきた側としては、恐怖度は皆さんと違うかもしれないが、ぜひ感想を聞かせて欲しい。一人でも多くの方と、今日の恐怖体験を共有してほしいです」と呼びかけ。さらに、登壇するタニシと森脇に対しては「怖い話から、面白い話、もしかしたら走ってる姿も見れるかも(笑)。(観客の皆さんは)ぜひハードルを上げて受け入れてほしい。大爆笑の嵐、よろしくお願いします!」とキラーパスを繰り出した。

そして亀梨からの紹介を受けて二人が登場!タニシから紹介されると、森脇は「映画には出てませんでしたけど!デビューした時から何十年も知っているタニシの映画ということで、嬉しいですよ」と後輩を祝福した。
続けて森脇は映画の感想を語り「最初タニシくんからこの話聞いた時びっくりしたもんね!そんな自殺とか変死とかあったとこに住んで大丈夫かいなって!しかも本書いて映画化てほんとに大丈夫か!?と。実話だからね!」と印象を語り、タニシは、「映画化の話の前に、森脇さんに、お前本気で走るつもりはないか?と声をかけて頂いて、森脇健児陸上部に参加してたんですけど、よくよく考えたら『事故物件住まへんか?』と『マラソン走らへんか?』は同じやなと(笑)。だからもしかしたら、森脇健児陸上部が映画化される可能性もあったんですよ!それって不思議ですよね」と映画化の経緯について語った。さらに森脇は、「松竹芸能、若手から中堅まで一生懸命やってるわけですよ!でも最近ある芸人が『森脇さん、売れるためには事故物件に住んで、マラソンやって、高校野球勉強して、難しい漢字の覚え方勉強したら売れるんちゃうか?』と。今回で色んな登り方を勉強させてらった」と感慨深げ。
主演の亀梨についてタニシは「僕の喋る関西弁に寄せてくれてるんですよ。イントネーションも僕は独特なんですけど、めちゃくちゃ似てるんです。僕のクセも研究してくれてたんですが、僕自身も初めて気づかされて」と亀梨の関西弁と完コピぶりを絶賛。「亀梨さんは努力家。もちろんずっと第一線で活躍されてますけど、その裏で配慮やスタッフ演者に気を配ってて。なのにご自身は人見知りだったりするみたいで」と、その人柄にも太鼓判を押した。

タニシは現在、大阪、東京の両方に自宅があるが、それはどちらも事故物件。森脇が「売れて収入が増えたからと言ってタワマンに住むとかやめてや!きっついとこに住んでほしいわ」と注文を付けると、タニシも「森脇さんもマラソンで再浮上しても、まだずっと走ってらっしゃる。だからそれ(続けること)は大事やなと思ってます」と力強く答えた。
なお、大阪の物件はトイレで高齢の方が亡くなったとものだといい、「何か現象が起きるわけではないんですけど、すごい懐かしいおばあちゃんの匂いがトイレに染みついてるんです。このコロナ禍の中、トイレに行く度に自分はまだコロナにかかってないんだなという確認をしてます(笑)」と今の環境ならではのエピソードを披露。中年の男性が亡くなった東京の物件については、「亡くなった方が空気を読むんです!番組の取材やロケが入った時に、設置したカメラが2時間撮れる予定が2分で止まったり、映像が映ってないとか、ちゃんと何かを起こしてくれる。人形の首が取れた時には僕のインタビューは全部カットになりました」と、その仕事ぶりを絶賛した。
最後に森脇は「2回3回と観て頂いたら、松竹芸能のマニアックな芸人が出てるのも見つけられるし、亀梨くんの気合も入ってきてるので、ぜひまた足を運んでもらって、この映画の第二弾第三弾もつくれるように応援してください!」と呼びかけ、タニシは「亀梨さんはじめ、瀬戸さん奈緒さんもスタッフさんも、皆さん腰が低くて謙虚でいい作品を作るためだけに一生懸命です。森脇さんもがいつも言っている「素直・謙虚・感謝」で作ったこの作品をぜひ応援してください!」とメッセージを伝えた。
(C)2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会
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