トップスターとして活躍する一方、自分の心の中を誰にも見せられずに孤独に生きてきた主人公と、誰よりもラジオを愛していながらもなかなか一人前になれない放送作家の恋を描く『ラジオロマンス~愛のリクエスト~』がABEMAで初放送される。聴く人の心にぴったりと寄り添うラジオ番組の制作の裏側をのぞきながら、恋の行方を見守ってほしい。
文章を書く才能に恵まれず、雑用ばかりで番組のメイン作家になれないことに悩んでいたグリム(キム・ソヒョン)。そんな時、“変人”として知られるプロデューサー、イ・ガンから「トップ俳優のスホ(ユン・ドゥジュン)をDJとして呼ぶことができたらメインの作家として起用する」と言われた彼女は、スホに接近する。最初は話も聞いてくれないスホだったが、ドラマの撮影現場で彼の窮地を救ったグリムの行動力に心動かされ、条件付きで番組出演を承諾する。
▶映像:トップスター俳優とラジオ放送作家が繰り広げる恋と成長の物語【第1話】
インターネットやアプリを利用した個人放送が手軽にできるようになり、再び、注目されているラジオ。もちろん、放送局から発信されている番組もたくさんあり、アプリを利用すれば韓国の放送をリアルタイムで日本から聞くこともできる。そんなラジオの楽しさと言えば、DJと聞き手の距離の近さ。リクエストや質問に答えてもらいながら常連になれば、親密な関係を作っていくこともできる。『ラジオロマンス~愛のリクエスト~』では、台本がなければ何もできないという欠点を持ち、他人を信じることができなかった俳優スホが、スタッフたちと一緒に番組作っていく中で、少しずつ自分の言葉で語れるようになっていく。
スホを演じているのはボーイズグループHighlightのユン・ドゥジュン。事務所の代表で、自分を商品としか考えない母親との関係に悩みながら心を閉ざしてきた人物の苛立ちと変化をシャープに見せている。彼とヒロイン、グリムとの過去のつながりにも注目だ。
困難があってもポジティブな態度で乗り越えていくグリム役は、『仮面の王 イ・ソン』のキム・ソヒョン。子役時代から『太陽を抱く月』や『屋根部屋のプリンス』といった人気時代劇に出演してきた彼女がイメージを一新し、サバサバとした性格のヒロインを明るく演じている。目の不自由な母親のため、「自分の周りに広がる風景を描くように語る」ことができる彼女は、放送作家としても徐々に実力を発揮していく。
そのほか、子役出身の俳優でなかなか仕事に恵まれず、グリムにも冷たくあたるテリ役をガールズグループGirl’s Dayユラ、グリムを番組に抜擢し、いつしか彼女の魅力に惹かれていくプロデューサー、イ・ガンを『内省的なボス』のユン・バク、ユニークな精神科医としてスホを支えるジェイソンを『私のIDはカンナム美人』のクァク・ドンヨンが演じている。
『ラジオロマンス~愛のリクエスト~』は9月14日(月) よる9時よりABEMA【韓流・華流チャンネル】にて放送。