「ナスD大冒険TV」vol.19が、地上波放送(テレビ朝日系・毎週水曜深夜2時21分~ ※一部地域を除く)に先駆け、ABEMAで先行配信。この中でナスDがヒマラヤ最奥の集落で食べた“超貴重”料理に感動する場面があった。
【映像】「ナスD大冒険TV」脱がされてチェック? 撮影スタッフが集落の女性から求婚される様子 ※22分ごろ~
ネパール奥ドルポで幾多の峠を越え、ついに辿り着いたヒマラヤ最奥の集落・ティンギュー。滞在2日目も取材班は村とは距離をとった場所にテントを構えている。というのも今回の旅の目的は荷物や食料の運搬で、2カ月後に訪れる冬の取材の為の下準備だからだ。
厳冬期~越冬のドルポは命の危険も伴う環境だ。外界との関係は完全に絶ってしまっていて、25年間この地を訪れ続けているという、ナスDと共に旅をする元テレビ朝日・ディレクターの大谷映芳氏も「冬には訪れたことがない」と話す。そんな中、取材を受けるのは村人たちにも多大なリスクがあるため、交渉は重要となる。
そこで取材班が、冬の取材に向けての「ご挨拶」を兼ねて用意したのが、年老いた1頭の巨大なヤク。この集落の人々にとっては非常に貴重なご馳走だ。解体したヤク肉は撮影隊の分を少し除いて3等分にされる。これについて大谷氏は「村が3つに分かれているので、各ブロックごとに塊の肉をあげて、適当に分けてくださいということ」と説明。ティンギュー集落では乾燥肉にして、1年間大事に大事に食べ続ける習慣があるという。
お経を唱えるなど命に感謝しながら、取材班は村の方々にヤク肉を提供。3区分の代表者たちは、皆喜んで持ち帰った。村人との距離も少し近づき、冬の取材も無事1歩前進した。
この後の昼食では登山家料理人が解体したばかりのヤクのレバーを使った料理を作り始めた。新鮮なレバーを軽く茹で、食べやすい大きさにカットしていく。続けて、ニンニク、しょうが、玉ねぎを炒めたら、ヤクのレバーと塩、醤油、鶏スープの元を加え軽く炒めていく。それからガラムマサラと胡椒でアクセントを効かせれば、超貴重なヤクレバーのスパイス炒めが完成。
ナスDはヤクレバーのスパイス炒めを食し、「うわぁ。すごいおいしい。めちゃくちゃおいしい。すごい新鮮な肉のレバーです。レバー臭さはまったくない」と何度もその味を絶賛。大谷氏も「この地域の人は11月に大きいのを解体して皆で分けて、乾燥肉にして少しずつ食べてタンパク質を摂取する。新鮮なレバーを食べられる機会なんてなかなかないですよ」とその貴重さを説いていた。
(ABEMA「ナスD大冒険TV」より)