14日に投開票される自民党総裁選がいよいよ大詰めを迎えている。メディアで連日のように各候補者の動向が伝えられる中、石破氏が田んぼの真ん中でポツリと演説を。岸田氏に限っては田んぼにブルーシートを敷いて、農業従事者らとおにぎりを頬張る姿がテレビに流れた。
その他にも、投票権を有していない子どもたちが通う幼稚園に出向き、子どもたちと笑顔で記念写真に収まる様子なども総裁選期間中に見られたが、これは今回に限らずよく見られる政治パフォーマンスの一種と言える。これらの政治パフォーマンスについて、政治ジャーナリストの細川隆三氏が解説を行った。
細川氏はこれらについて「自民党の支持基盤というのは、農業をやられている方が多いというのが一つ。あとは、伝統的な選挙戦術として、“川上”と言われる人口が少ない地域でやることで『こんな過疎のところまで来てくれた』とみんなが思う。こうしたところから都会に息子さんやお嬢さんが行っている。そこに『来てくれたよ』と話をすることで、票になっていく」と説明。
さらに、「これは田中角栄さんが言っていた『選挙は川上から』ということで、それを小沢一郎さんもよく言っていた」とも。今回の選挙戦で田んぼの中でポツリと演説を行っていた石破氏も田中角栄さんの影響を受けており、これらは選挙の常道だと述べた。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)
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