俳優育成オーディションバトル『主役の椅子はオレの椅子』#1が、9月16日（水）夜10時～ABEMAにて放送。舞台の主役の座をかけたオーディション合宿は、厳しい抜き打ち審査で幕を開けた。
『主役の椅子はオレの椅子』は、ミュージカル『テニスの王子様』をはじめとした2.5次元ミュージカルを数多く手掛ける「ネルケプランニング」とABEMAがタッグを組んで贈るオーディション番組。19人の若手俳優たちが舞台の主役の座をかけて臨む、オーディション合宿の模様を追っていく。勝ち残った10人に与えられるのは、オリジナル作品の舞台への出演権。さらに、主役の座を勝ち取った者は、『20世紀少年』『SPEC』『トリック』シリーズなど、日本を代表する作品を手掛けてきた堤幸彦氏が監督を務める映画の出演権も手にすることができる。
▶映像：開始数分で早くも大きな差が！初日の抜き打ち審査に19人の候補者たちは絶句…過酷なオーディション合宿が開幕
初日から候補生たちに厳しい洗礼が…3つの抜き打ち審査で順位が決定
19人の候補生たちは、期待と不安に胸を膨らませ、オーディション会場となる学校に足を踏み入れた。彼らの前に現れたのは、「劇団鹿殺し」所属の演出家・丸尾丸一郎氏。今回のオーディション合宿では、丸尾氏が講師と審査員を担当する。挨拶を終えるなり、丸尾氏は隣の教室から椅子を持って来て着席するよう、候補生たちに指示を出した。
候補生たちはすぐさま隣の教室へ向かったが、用意されていた椅子は10脚しかなかった。出遅れてしまった9人は、予想外の展開にオロオロ。どこかに椅子が隠されているのではないかと、探す者もいた。実はこれも審査の1つ。椅子に座る10人と、床に座る9人に向かって、丸尾氏は「もうオーディションは始まっています。学校に入ってからこの教室に来るまで、3つのポイントで審査をしていました」と種明かしをした。
1つ目の審査は、下駄箱の近くにいた用務員に挨拶ができたか。礼儀や他人への気配りが試されたこの審査をクリアできたのは、河島樹来、志茂星哉、相馬理、曽田陵介、園村将司、中三川歳輝、谷津翼の7名だった。
2つ目の審査は、廊下に敷かれていたカーペットに上がる際、上履きを脱いだか。これは、舞台人としての基本を知っているかどうかを試すもので、丸尾氏は「このパンチカーペットは、舞台上に必ず敷かれている神聖なものです。舞台人なら誰だって知っている」と指摘。ちなみに丸尾氏は、裸足でカーペットの上に立ち、候補者1人1人に声をかけていた。この審査に合格できたのは、相馬理1人のみという厳しい結果に。番組MCを務める尾上松也や石田明（NON STYLE）からも「これ難しい」などと声が上がった。
そして、3つ目の審査が、10脚の椅子だ。ここでは、人を押しのけてまで主役をとる強い気持ちがあるかどうかが見られていた。
なお、このオーディション合宿では、審査ごとにポイントが設けられており、それが加算されていくことで、順位が決定する。合宿3日目の審査が終わった時点で最下位だった者が初の脱落者となり、以降、1日が終わるごとに脱落していく。今回の抜き打ち審査も例外ではなく、審査1が30ポイント、審査2が20ポイント、審査3が50ポイントの配点になっており、早くも順位が発表された。1日目の総合ランキングは、以下のとおり。
【1位（80ポイント）】河島樹来、志茂星哉、曽田陵介、園村将司、中三川歳輝、谷津翼【7位（50ポイント）】小林玲雄、相馬理、松井遥己、松江大樹、森田力斗【12位（0ポイント）】久保雅樹、清水田龍、髙橋祐理、中塚智、新美直己、西原健太、三浦海里、飛葉大樹
最後に丸尾氏は「本当に主役の椅子をとりたい気持ちがありますか？主役を務められるのはごくわずかな人です。神様から特別なギフト、才能を与えられた人間か、自分に足りないものを理解して、それを伸ばそうと努力し続けた者か。12位チームの皆さんはこれから自分を変えようと、精一杯この合宿中努力をしてほしい」とメッセージを送り、1日目の合宿を締めくくった。
尾上松也、NON STYLE・石田明らの推しメンバーは？
合宿初日のVTRを観終えると、石田は「いや、厳しいわ」としみじみ。尾上も「芝居する以前の問題のところから加点式でやっていく。自分のすべてが見られているってことですよね」と同調した。
その後はMC陣が、現時点での“推しメンバー”を1人ずつ発表。石田は「挨拶爽やかやった子が気になるんですよ。一緒に仕事したくなる」と切り出し、用務員の前に回り込み、挨拶をしていた曽田陵介の名前を挙げた。さらに井上は、独特の空気をまとっていた飛葉大樹も気になったそうで、「謎中の謎というか。彼がこの先どうなっていくのか気になる」と興味津々だった。
山之内すずは、カーペットの審査を唯一クリアした相馬理に注目。「そこに気づけるのってすごいなって思います。これから先もみんなの先頭に立って、色々なことに気づいていきそう」と語った。
今泉佑唯は、屈託のない笑顔を見せていた中三川歳輝に、母性本能をくすぐられた様子。「すごく爽やかでずっとニコニコしていて、嬉しさが出ちゃっているのがかわいいと思って。守ってあげたくなりますね」とコメントした。
最後に尾上は「喧嘩腰で向かっていった子、何人かいたじゃないですか」と言い、清水田龍と髙橋祐理の名前を挙げ、「丸尾さんがおっしゃっていた、一線引いて蹴落とすみたいなのを、どこまでやってくれるのか」と彼らの今後に期待を寄せていた。
次回、19人の候補生たちは運命の合宿3日目を迎え、最初の脱落者が決定する。オーディション合宿を去る1人目の候補生は、いったい誰なのか…。『主役の椅子はオレの椅子』#2は、9月23日（水）夜10時～放送。なお、19人全員の「喜怒哀楽」フルの演技はABEMAビデオ限定で配信中！思わず手に汗握る19人の熱演、丸尾氏の細かい演技指導など是非チェックしてほしい。また19人の赤裸々な心情を綴ったブログも併せて公開中だ。
