まるで腹筋のような動きをするのは、ゴマフアザラシの「アグ」。今年で32歳のアグは、0歳の時に保護され、5年前に「紋別アザラシシーパラダイス」(北海道・紋別市)の開園と同時にやってきた。今ではおよそ40種類もの芸ができる。
恥ずかがる仕草にバイバイ、極めつけは“甘え芸”だ。
「甘えてるってわけではないんですよね。トレーニングの一環なので。アグが寝て、その隣に飼育員が行くと『抱っこ』と教えている。重たいです(笑)。83kgを支えるのはこっちもなかなか厳しいです」(飼育園の遠藤史帆さん)
アグは人間でいうと90歳のおじいちゃん。大切なのは健康だ。
「芸は健康管理で覚えさせるんです。口の中を見て、舌がピンクだったら元気、白だったら体調悪いかなと」(同)
こうした姿に視聴者からは「かわいい」「まじかわええ」「芸達者」の声があがるが、芸は客を喜ばせるだけでなく健康管理の一環も兼ねていた。
(ABEMA/『ABEMA Morning』より)