「筋肉体操」や筋トレをテーマにしたアニメ作品、「マッスルバー」「マッチョカフェ」「マッチョ氷」といった新業態、さらに名古屋では料理をマッチョが配達、ソーシャルディスタンスを保ってポージングする「デリバリーマッチョ」など、空前の筋肉ブームがやってきている。コロナでの外出自粛を機に、筋トレを始めたという人も少なくないのではないだろうか。
そんな中、「とんでもないフリー素材サイトを見つけた」と話題を呼んだのが、「デート中に一休みするマッチョ」「捨てマッチョ」など、筋肉隆々の男たちがずらりと並ぶマッチョ専門のフリー素材サイト「マッスルプラス」だ。
運営者で、自らもフリー素材モデルのAKIHITOさんは「私の会社はもともと全国にたくさんのマッチョを抱えていて、イベントやメディアにキャスティングさせていただいたり、イベントを企画させていただいたりしていたので、素材はたくさんあった。そこで企業の資料などにも使える素材をしていっぱい提供しようということだ」と説明する。
「もともとは未熟児で、幼少期もものすごく病弱だった。それを克服して、強く健康な体を作りたいと思ってトレーニングを始めた。今は生活習慣というか、歯磨きをする感覚でジムに行く。回転寿司に行くと40皿くらい食べるし、お米は結構食べるが、脂質が多いラーメンやパスタはほとんど取らない。ご褒美の時に食べる感じだ。それでも自分のことをストイックだとは全く思っていない。ただ好きなのでやっているだけ」と話すAKIHITOさん。
お笑いコンビ・EXITの兼近大樹は「女性に言いたいのが、マッチョにだらしない人はいない。しっかりしているし、本当に綺麗でおすすめだ。でも、マッチョの人はそう言うが、皆すぐ風邪を引く」とツッコミを入られると、「実は体脂肪率が低くなりすぎると、寒さと菌に弱くなる。絞り過ぎると免疫力が低下する。だからコロナの前からボディビルの大会に行くと全員がマスクしている」と笑った。
実際、女性が考える“男性の理想体型”について、旅行サイト・エアトリの調べでは、「ゴリマッチョ:9.3%」「細マッチョ:21.1%」「ナチュラルマッチョ:40.5%」、男性が考える“女性の理想体型”も、やはり「ゴリマッチョ:0.5%」「細マッチョ:6.4%」「ナチュラルマッチョ:13.3%」と、マッチョ人気が伺える。
学生時代から身体を鍛えているライターの中川淳一郎氏は「なぜマッチョがいいのかと言うと、身体能力がいらない。実は日本でボディビルとウエイトリフティングが強いのは東大だ。天性のスポーツの才能はなくても、努力だけで日本一になれてしまう」と指摘。「実は1996年の関東学生パワーリフティング大会でベンチプレス部門5位だった。でも、モテたくて始めたのに全然モテなかった」と苦笑すると、AKIHITO氏さんも「才能よりも理論でできるので、東大・京大は強い」と応じた。
「ここ数年、マッチョの方が増えてきている印象もあるし、経営者の中でもトレーニングをされる方が増えている、やはり結果が数字で見えやすいというところもあって、ハマっていくのだと思う。最初はモテたいという気持ちで始めている人が多いが、そのうちにジムに行くのが優先となる人が多い(笑)。健康志向が今後も続いていくと思うので、合わせてマッチョブームは続くと思っているし、自分もまだまだ階段を3つ上ったくらいだ」(AKIHITOさん)
(ABEMA/『ABEMA Prime』より)
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