『ラストアイドル ~ラスアイ、よろしく!~』(テレビ朝日系・水曜深夜1時56分~ ※一部地域を除く)の中で、ついに選抜vs非選抜の下克上バトルが終了し、選抜入りを果たしたメンバーが発表された。
現在進行中のラストアイドル「殺陣(たて)」プロジェクトもいよいよ佳境を迎え、今回ついに選抜vs非選抜の下克上バトルの結果が発表されることとなった。選抜に入れるのは6人中3人。入れ替わりを狙う非選抜のメンバーは池松愛理、栗田麻央、山本琉愛の3名だ。
一方、選抜の下位3名に選ばれたのは畑美紗起、山本愛梨、篠原望。すでに1組目の「畑 vs 山本琉愛」は終了。戦いを見て番組MCを務める霜降り明星のせいやは「スゴいわ。鳥肌もんや」と絶賛し、指導者の田渕景也氏も感極まった様子で「すごいですよね。このまま撮って、映画にしたいくらいです。もはや木刀でやっているように見えないし、僕がやりたかった“戦っているように見せたい”がこれだけで伝わっているんじゃなかなと思う」とコメントしていた。
2組目は山本愛梨と池松の1期生同士が真っ向勝負を繰り広げた。非選抜の池松は自他共に認めるラストアイドルのダンス番長。高身長を活かしたキレのあるダンスに定評があり、踊ることにかけては絶対の自信があった。しかし、前回の選抜オーディションではまさかの落選。「アイドルになって初めて挫折というものを味わった」と悔しさを滲ませていた。そんな池松にとって今回の殺陣プロジェクトは願ってもないチャンス。折角の選抜への挑戦権を手にしたのだ、この機を逃すわけにはいかない。
一方の山本愛梨は前回の選抜オーディション6位という上位メンバーだ。しかし、山本愛梨にとって今回の殺陣プロジェクトでは高い壁が待ち受けていた。できない自分に幾度も心が折れかけ、そこに体調不良が重なり稽古を休む日々が続いた。復帰できたのはバトル対象者を選ぶ審査ギリギリの日。審査を経て、入れ替えバトルに進むことが決まってしまった。
山本は下克上バトル直前には「練習に参加できないことが続いて、不安なことはあるんですけど、今は全部を忘れて、がむしゃらに頑張ります」と何かが吹っ切れたような晴れやかな表情を見せていた。
素振り審査でも山本は気合十分。気迫あふれるパフォーマンスを見せると、田渕氏は「山本、俺が見てきた中で今日が1番振れてるじゃねぇかよ!」とうれしそうな表情を浮かべる。もちろん池松も負けてない。ほんの1時間前に教えられただけの、立ち回り稽古では鋭い眼光で相手と対峙し、「かっこいいよ!」と田淵氏から声を掛けられていた。
続いて、3組目は今回の下克上を象徴する「篠原 vs 栗田」という2人の対決。栗田はラストアイドル2期生を決めるバトルで見事勝利し、正式メンバーとしての座を掴んだ。一方、篠原はバトルの末に破れ、センターの座を明け渡し、2期生アンダーとして活動することに。しかし、8thシングル「愛を知る」の選抜オーディションで篠原は見事選抜入り。栗田は落選し、涙を流した。
空手有段者の栗田は早い段階から田渕氏にそのスキルを見出され、高い評価を得ていたが、篠原は木刀の重さに悩まされれなかなか成長できずにいた。苦悩の日々が続き、選抜の下位3名にも選ばれてしまったが、血の滲むような努力を繰り返しこの日を迎えた。そんな篠原も「自分が今までやってきたことを出して、見てくださっている方が何かを感じてくれればそれでいいかなと思います」と下克上バトルを前に、笑顔を浮かべながら前向きにコメントした。
両腕に幾つものテーピングを貼りながら、篠原は大きな声を出して、懸命に素振りを繰り返した。立ち回り稽古ではまず、栗田がキレのあるパフォーマンスを見せ、スタジオを沸かせると、篠原もこれまでに見たことのないような目つきと叫びを見せ、大きな成長を感じさせた。これに田淵氏は感極まりながら「僕の中では対照的な2人。動きでもってく栗田と滲み出ちゃう凄い物が篠原にはあるので、どっちも良いんですよね」と評価した。
すべての下克上バトルが終わり、田渕氏が下した結果はなんと“全員選抜入り”。「本当に悩みました。今日やったみんなは僕の基準点全て超えてて、上の方達に申し立てをしてきて、『俺の中では全員合格だ。こいつらなしにはできない』と相談してきました。それが通ったので全員合格です!」と発表すると、せいやは「粋な計らい!」とその答えを支持した。続けて、田渕氏から「本当に人を感動させたいなと思ってやってたのを、感動させられて、こいつら外して何ができるんだって」と熱い言葉が飛び出ると、6人全員がうれしそうな表情を浮かべていた。
これにて、11月4日に発売される9thシングル「何人(なんびと)も」は、全部で21名の選抜メンバーでパフォーマンスされることが決定した。果たして、どんな楽曲になるのか。引き続き注目が集まっている。
(「ラスアイ、よろしく!」#49 より)
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