女優の竹内結子さんの訃報について、芸能界に悲しみが広がっている。
竹内さんは27日、東京・渋谷区の自宅マンションの寝室で心肺停止の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。遺書は見つかっていないが、警視庁は現場の状況から自殺とみて調べている。
竹内さんは1996年にテレビドラマに出演し、女優デビュー。1999年にはNHKの連続テレビ小説『あすか』で主演のヒロイン役を演じ、一躍脚光を浴びた。その後も、数多くのドラマや映画で主演を務め、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞にも3年連続で輝いた。また、CMや雑誌のキャラクターに起用されるなど幅広い分野で活躍した。
一方、私生活では、去年2月に事務所の後輩である俳優の中林大樹と結婚。今年1月に第2子となる男児を出産し、母親として子育てに励みながら芸能活動を続けていた。
竹内さんの突然の訃報に芸能界に悲しみが広がっている。映画で共演した俳優の阿部寛は「信じられません。撮影現場で常に明るい笑顔で輪を大切にする姿を何度も見てきました。あの笑顔をもう見られないのが本当に悲しいです。心からご冥福をお祈り致します」と追悼。
映画で共演した俳優の小手伸也は、自身のTwitterで「だめだ、言葉が見つからない、みんなにLINEしたらいいのかな?僕から?誰のために?心配するふりをして落ち着きたいのは自分だろ、悲しい、でももっと悲しんでる人がいる、僕は何も知らなかった、気付ける距離にもいなかった、僕は他人だ、すみません今自分のためだけに書いてます、少し落ち着きたい」と心境を綴った。
ドラマで共演した音楽プロデューサーのつんく♂は、自身のTwitterで「共演したあの日から振り返ってもう何年だろう… 最近でも妻と彼女の映画やドラマなどを見て、彼女の演技やその作品に感動していたところでした。竹内結子さん、どうぞご冥福をお祈りいたしております」と偲んだ。
また、爆笑問題の田中裕二は27日、テレビ番組の生放送で、妻の山口もえを通じて親交があったことを明かし、「家族でコロナで入院したあと、『おめでとう』って快気祝いが届いたばっかり。だから、周囲のことも気にされている日常を送っていたと思うんです。ただ、こうなってしまったってことは…」と話した。
そして、2014年に竹内さんと舞台で共演し、親友として知られるタレントのイモトアヤコのInstagramには、ファンから「大丈夫ですか?」と心配の声が寄せられている。
(ABEMA/『ABEMA Morning』より)
悩みを抱えている方は「こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)」や「いのちの電話(0570-783-556)」などに相談を。厚生労働省のホームページにも案内が掲載されている。