9月28日放送のABEMA「給与明細」では、次世代のラッパーとして注目を集めるSKJ(SILENT KILLA JOINT)に密着取材を敢行。人気の秘密を探った。
1994年生まれのSKJは、関西のアンダーグラウンドなHIPHOPシーンでカリスマ的な人気を誇る存在だ。ラッパーとしてMCバトルで実力を発揮する一方、“かずきむぎちゃ”名義で黎明期の2012年からYouTuberとしても活躍しており、音楽にとどまらない才能が多くのファンを魅了してきた。だがそんな人気絶頂の折、彼は傷害事件を起こし2017年から約2年半、刑務所に服役することになる。出所後は更生し、過去の経験から目を背けることなく紡ぎ出すリリック(歌詞)が高い評価を獲得していくことになった。
なぜSKJは注目を集めているのだろうか。ABEMAのMCバトル番組「ハイスクールダンジョン」で、若干19歳にして“ハイスクールモンスター”として君臨する期待のホープS-Kaine氏は「(自分がラップを)始めたスタート地点の人」とSKJをリスペクト。「俺らからは生まれない発想の言葉を紡いで生み出すんです。今まで何があったのかを全部曲にしているので、ビジョンが見えてすごいなと思う」と語った。
また関西のアンダーグラウンドなHIPHOPシーンで活躍する中堅ラッパーの阿修羅MIC氏は「俺らラッパーっていうのは、ストリートで生きてきたことを、ちゃんと自分の言霊を乗せて歌にするわけやんか。ONION(注:SKJ)はちゃんと自分の人生を通して思って感じたことを歌っているというか。ちゃんと自分の言葉を吐いているラップだと思う」と、本物のリアルを追い求めて嘘偽りのない言葉をラップに乗せるSKJの魅力を説明した。
さらに関西HIPHOP界の重鎮として知られるグループ・韻踏合組合のメンバーで、大阪・アメリカ村でラッパーのためのショップ・一二三屋を経営しているHIDADDY氏は「実際、僕らお店やっていて、ダウンロードじゃなくてCDというモノを置いているから、わざわざアメリカ村までCDを買いに来るということ自体が。『SKJさんのCDありますか?』ってね。毎週のようにちゃんと売り切れるんですよ。今注目されているんだな、というのを肌で感じずにはいられない」と、多くのリスナーがSKJの音楽を求めていることを明かした。
(ABEMA/給与明細より)
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『給与明細』はABEMAにて配信中。なお、よりディープな裏側に迫る『ウラ給与明細』も同じくABEMAにて配信中。
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