この夏、静岡県の「富士サファリパーク」で生まれた動物の赤ちゃんたちが元気に育っている。
7月に2組の3つ子、合わせて6匹のライオンの赤ちゃんが生まれた。生まれて3カ月が経とうとしている今は、まさにやんちゃの盛り。この日は生まれて初めて木登りを体験した。
6匹の赤ちゃんたちは人工哺育で育てられているが、2年以上をかけて群れに戻る訓練を受ける。そして、それぞれ一人前と認められたタイミングで卒業する。
砂漠に生きるラクダの赤ちゃんは、天敵に襲われないよう生まれてから20分ほどで立ち上がる。こちらは6月に生まれた「フタコブラクダ」の赤ちゃん。3カ月が経ち、最近では体の毛がラクダらしい茶色になってきた。
甘えん坊に育っているのか、お母さんにぴったりくっついて離れようとしない。冬が来る頃には約10頭が暮らすサファリパーク内の群れに巣立っていく。
8月下旬、カンガルーの赤ちゃんが袋から初めて顔をのぞかせた。生まれて半年ほどとみられる。9月末には短い時間ながら赤ちゃんが袋から外に出ているのを飼育員が確認した。
「このあとも順調にすくすくと成長して、多くのお客様の目に触れて、人気者になってもらえればなと思っています。まずは馴染むことが大事。一人前という言い方が正しいかわからないですが、そうなってほしいですね」(富士サファリパーク広報担当・今井啓介さん)
カンガルーの赤ちゃんは生まれて半年ほどで、袋から出たり入ったりを繰り返すようになる。そして、1年が経つころにはもう袋には戻らなくなる。成長を重ねていよいよ卒業だ。
(ABEMA/『ABEMA Morning』より)